党リニア新幹線PTが会合 大深度トンネル工事は問題 

 日本共産党国会議員団の「リニア中央新幹線問題プロジェクトチーム」は21日、国会内で会合を開き、都市部での大深度地下トンネル工事の問題点などを議論しました。穀田恵二、本村伸子、宮本徹各衆院議員と山添拓参院議員が参加しました。
 東京・品川―名古屋間で計画されているリニア新幹線は、東京都と愛知県側では、大深度(地下40メートル)にトンネルを掘る計画。大深度地下利用法では地上の地権者の同意・承認が必要ないとされ、政府は「地上への影響は生じない」との見解でした。
 しかし、2020年10月に東京外環道トンネル工事で起きた調布市住宅地での陥没事故や、リニア新幹線工事での掘進機(シールドマシン)故障など、政府の「安全神話」は崩壊しています。
 会合では、北陸新幹線延伸計画地域、阪神高速・淀川左岸線など大深度地下工事の状況や問題点などについて報告があり、大深度地下利用法廃止の立法化について議論。大深度地下工事の廃止運動を続けている多くの団体と連携する必要性が語られました。

以上2022年12月22日付赤旗日刊紙より抜粋