東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長女性蔑視発言に抗議 

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言に抗議の意思を示そうと、立憲民主党や日本共産党など野党の女性議員が9日、白いジャケットを着て衆院本会議に出席しました。男性議員の多くも白いバラやチーフを胸ポケットにさしました。
白は、20世紀初頭の米国で女性参政権運動の象徴とされた色。トランプ前米大統領の女性蔑視への抗議として米民主党の女性議員らが議場で身に着けたのにならい、立民の大河原雅子、尾辻かな子両議員ら有志が各党議員に呼びかけました。日本共産党は志位和夫委員長はじめ全議員が参加しました。
 本会議後、大河原氏は記者団に、森氏の発言に抗議し辞任を求める「国会内外多くの皆さんの声とつながっている」と強調。共産党の畑野君枝議員は「『女性は黙れ』と圧力をかける発言だ。日本の非常識を変え、『ジェンダー平等社会』にしたい。森氏は会長を辞任すべきだ」と述べました。

以上2021年2月10日付赤旗日刊紙より抜粋