衆院議員リレーレポートより 野党の力を合わせ一人も取り残さない

 二度目の緊急事態宣言の期間が3月7日まで、延長されました。みなさんの努力で、新型コロナの新規感染者数は減ってきました。一方、コロナ禍のもとでの暮らしを支える国の対策は穴だらけです。
 飲食チェーン店等で非正規で働くみなさんと一緒に求めてきた休業支援金の対象拡大について、菅義偉首相は1月26日、「シフト制労働者の事態についてしっかり調べたい」と私に答弁。同日、立憲民主党の川内博史議員の質問に当事者との面会も表明しました。
 首都圏青年ユニオン組合員を含む当事者との面会が1月29日に実現し、菅首相は大企業非正規への休業支援金の対象の拡大を表明しました。
 泣き寝入りせず、声を上げ続けたみなさんが、政治をまた一歩動かしました。
 しかし、このコラムを書いている時点では、休業支援金の対象期間についてはまだ検討中です。先週の国会では「昨年4月は念頭にない」との答弁もありました。
 当事者のみなさんがもっともシフトがなくなり、収入が減ったのは昨年4月、5月です。それ以降も収入が減り続けた方がたくさんいます。
 今国会、3本目の野党共同提案として、昨年4月から休業支援金の対象とする法案を2月8日に提出しました。
 野党、力を合わせて、誰一人取り残さない支援のため、がんばります。

以上2021年2月14日付『東京民報』から