第4回「ワクチン進捗フォローアップチーム」野党合同ヒアリング 1回目の接種未完了 高知市長「医療従事者に不安ある」

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党による「ワクチン接種フォローアップ野党合同チーム」は19日、国会内でヒアリングを行い、岡崎誠也高知市長や厚生労働省から接種の進み具合などを聞き取りました。
 全国的に医療従事者への接種が完了しないなかで高齢者向けの接種が始まっている問題で、岡崎市長は、同市でも医療従事者への1回目の接種が完了しておらず、「医療従事者にかなり不安がある」と指摘。「医療関係者への接種が終っていない医療機関が『高齢者の接種は待ってくれ』という話もある。高齢者用のワクチンを医療従事者向けに転用する必要がある」と述べ、転用への国民理解を広げるよう国に求めました。厚労省は、転用は「柔軟にやって構わない」と述べました。
 岡崎市長は「毎週配分されるワクチンの最低保証数量を示してほしい」とも要望。出席した野党議員も、国としての確保量や供給見込みなどの情報開示を徹底するよう求めました。日本共産党の宮本徹議員が出席しました。

以上2021年4月20日付赤旗日刊紙より抜粋