高齢者医療費2倍化法案は廃案を 議員会館前行動であいさつ

 高齢者医療費2倍化法案の衆院厚労委員会での強行採決に反対する行動が7日、衆院第2議員会館前で行われました。
 参加者は、「コロナ禍での2倍化NO」「2倍化止める」と書かれたプラスターや横断幕を掲げてアピールしました。
 日本高齢期運動連絡会の菅谷正見代表委員は、「コロナ禍で感染拡大が深刻な中、高齢者の医療費を2倍にして負担を強いている暇はない」と強調。全日本民医連の久保田直生常駐理事は、全日本民医連の調査で約3割の高齢者が医療費が2倍になれば受診を控えると回答したことを紹介。「2倍化を強行することはすべての国民に健康で文化的な生活を営む権利を保障する憲法25条に反する行いです」と話しました。
 中央社会保障推進協議会の山口一秀事務局長は、「2倍化許さないの声を大きく強くあげて、廃案に追い込もう」と訴えました。
 日本共産党の宮本徹衆院議員は、医療を受けるために健康保険制度があるのに負担を強いて医療が受けられなくなることは許されないと訴え、「最後まで世論を大きく広げていきましょう」と語りました。
 主催は、中央社会保障推進協議会、全日本年金者組合、日本高齢期運動連絡会、医療団体連絡会議です。

以上2021年5月8日付赤旗日刊紙より抜粋