第9回「ワクチン進捗フォローアップチーム」野党合同ヒアリング 「医療従事者接種遅れ」福島市長が訴え

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党などでつくる「ワクチン接種フォローアップ野党合同チーム」は10日、国会内でヒアリングを行い、福島市の木幡浩市長や厚労省の担当者から、ワクチンの接種状況などについて聞き取りを行いました。
 木幡市長は、県からの話として医療従事者への接種が「6月いっぱいかかるんじゃないか」と聞いたと述べ、「医療従事者の枠を広げて、早く終わってほしい」と訴えました。また高齢者接種の目標時期について国から「7月末までに」という話が電話で2回あったと明かしました。
 野党議員は、7月末までに高齢者へのワクチン接種が完了するとしている自治体数を、厚労省が約1000自治体と回答していることについて、その根拠を質問。厚労省の担当は、「個別に聞き取りをした」としか答えず野党議員は、個別資料の提示を求めましたが厚労省は否定しました。
 野党議員は、医療従事者への接種が遅れている理由をただしました。厚労省の担当者は「都道府県にはお配りしているので、後は都道府県で準備が整われたところから打っていただいていると思う」と答えました。
 共産党の宮本徹議員が参加しました。

以上2021年5月12日付赤旗日刊紙より抜粋