あなたの力で政権交代を実現しましょう

 衆院選挙(総選挙)が近づいてきました。私は、日本共産党の比例東京ブロックの予定候補者として、また衆院東京20区(清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市)の予定候補者として、連日、東京20区内を駆け巡っています。街頭演説をしたり、市民のみなさんから寄せられる相談を解決するために一緒に考えたり、商店や業者のみなさんの実情をうかがったり。「今の政治を何とかしてほしい」という声があふれています。みなさんからの訴えを胸に、自分の気持ちを込めてスピーチしています。その内容を紹介します。

政権交代に向けて4野党が共通政策で合意
自民党にはできない政治を実現する

 みなさんこんにちは。衆院議員の宮本徹です。選挙が目前に迫ってまいりました。私たち野党4党(立憲民主党・日本共産党・社会民主党・れいわ新選組)は、政権交代に向けて共通政策で合意をいたしました。消費税を減税する。原発をなくしていく。核兵器禁止条約に参加していく。誰もが自分らしく生きる権利が保障される社会にするため同性婚や選択的夫婦別姓制度を実現していく。格差と貧困を是正する。石炭火力発電をやめ、人類の未来をしっかり守るため気候変動阻止に全力で立ち向かう政府にしていく。いまの自民党さんの政治ではやれないこと、やってこなかったことをズバリと掲げさせていただきました。20項目あります。

立場の違いを超え大同団結
宮本徹に力をおかしください

 立場の違いを超えて大同団結して、命を守り、暮らしを守り、人権を守る新しい政権を打ち立てるために全力でがんばってまいります。政権交代へ、みんなで力を合わせてまいりましょう。あなたの力を政権交代へ。衆院東京20区(清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市)では、私、宮本徹に力をおかしください。心からお願い申し上げます。

衆院厚生労働委員としてコロナ対策に全力
エアゾル感染対策を訴え続け、定期検査を実現

 私はこの間、衆院厚生労働委員として、新型コロナウイルスから命を守るために全力で取り組んでまいりました。国会でいち早く、1年以上前から、エアロゾル(ウイルスを含んだ微小な粒子)感染対策を訴えてまいりました。また、介護施設や障害者福祉施設での頻回の定期検査の必要性を訴えて、実現してまいりました。

早期治療、早期検査の体制をしっかりつくる
病床整備・治療体制整備を怠ってきた政府の責任は重大

 いま力を入れているのは、早期治療、早期検査の体制をしっかりとつくりきることです。抗体カクテル療法(2つの抗体を混ぜて点滴する療法)というたいへん効き目のいい治療方法が7月下旬に承認されました。ところが第5波のなかでは、この治療方法が届かないまま亡くなった方がいらっしゃいます。警察の発表では、8月だけで自宅等で250人が亡くなっています。
 なぜ、こんな事態になってしまったのか。「自宅療養が基本だ」という一方で、病床の整備・治療体制の整備を怠ってきた政府の責任はきわめて重大だと思います。

抗体カクテル療法、
の対象者に早期治療の体制を

 私は、現場でがんばるお医者さんや保健所長のみなさんからさまざまな意見をうかがって、抗体カクテル療法を対象者に速やかに届くようにする体制づくりを提案してまいりました。当初、患者が入院してから病院が申請しないと薬がやってこないという、おかしな仕組みになっていました。私は、病院にストックが置けるようにしてほしいという医療現場の声をとどけ、実現していただきました。
 また、当初、入院でしか使えない状態でした。そもそも重症患者や中等症2の患者以外はなかなか入院できない状況なのに、どうやって抗体カクテル療法を届けるのか。私は、宿泊療養ホテルに医療人材を配置して抗体カクテル療法ができるよう国会で提案しました。その後、これも実現しました。
 さらに、外来や往診でも抗体カクテル療法が使えるようにせよという医療現場の声を7月から厚労省に届け、求めてまいりました。時間がかかりましたけれども、現場の声がとどき、これも実現しました。
 引き続き、命を守ることを最優先して、全力で取り組んでいく決意です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

政権交代をしないと命が守れない
「政治家の欲望を優先させた対応は菅首相で終わりにしてほしい」

 コロナ対策に取り組むなかで、私は何度も何度も、政権交代をしないと命が守れない、という思いを強くもってまいりました。というのも、専門家のみなさんの警告を政府のみなさんがしょっちゅう無視する。ある感染症の専門家は、菅首相が自民党総裁選への立候補をおやめになった際に、こういいました。「政治家の欲望を優先させた対応は菅首相で終わりにしてほしい」と。強烈な言葉です。
 GoTo事業にこだわり続けた。あるいは、忘年会をやめようといっているときに自ら大人数のステーキ会食、忘年会をしていた。緊急事態宣言のなかで、この夏のオリンピック開催にこだわり続けた。感染対策で力を入れなければならないときに、それに矛盾する・逆行する行動をとりメッセージを出してきた。こういう政権では、第6波はまた大変な事態になるのではないか。たいへん危惧しております。

専門家の知見をしっかり受け止める政治こそ
先手の感染対策、病床整備、検査体制の拡充…

 私たち野党は、科学的知見に基づいて専門家の警告をしっかり受け止める政治にしていきたいと思います。そして、先手先手で感染対策を行う。病床整備も行う。検査体制の拡充も行う。こういう方向にコロナ対策を転換させていきたいと思います。命を守るために、力を合わせて政権交代を実現しましょう。

医療費削減路線を転換しましょう
医師も看護師も確保する 保健所は2倍に増やす

 変えなければならないのは、医療費削減路線です。私たちのこの国は、先進国のなかでお医者さんの数は最低クラスです。OECD平均より13万人も足りません。看護師さんも、高齢者人口当たりで見れば少ない方です。だから、コロナの患者を受け入れる医療体制づくりにたいへん苦労しております。
 ところが先の国会では、これに加えてさらに20万もの急性期の病床を削減する、今年だけでも1万の病床を削減するための法案の成立が強行されました。とりわけ狙われているのは、全国4分の1の公立病院・公的病院が名指しで再編統合・病床削減を迫られております。
 私たち野党は共通政策で、自民党が長年続けてきた医療費削減路線から転換することを掲げました。お医者さんも確保する。看護師さんも確保する。公立病院・公的病院をつぶしていく統廃合計画はストップさせる。保健所は2倍に増やしていく。こうした方向に政治を切り替えて、コロナのなかでしっかりと命を守っていく。こうした体制をつくっていきたいと思います。
 命を守る。そのために政権交代へ、みんなで力を合わせてまいりましょう。

「政府の責任で8割の賃金を保障せよ」と何度も追及
大企業で働く非正規雇用のみなさんも休業支援金の対象に

 コロナのなかで、多くのみなさんの相談にのってまいりました。非正規雇用のみなさんが仕事を失い、収入を失う。大変な事態に直面しています。昨年来、私は政府の責任で8割の賃金を保障する制度をつくるべきだ、と求めてまいりました。昨年夏に、休業支援金の制度ができました。当初、対象からはずれていた大企業の非正規雇用労働者も、何度も国会で追及するなか、今年から休業支援金の対象にすることができました。

非正規雇用のみなさんを守る法律がなさすぎる
ヨーロッパで実現していることを日本でも

しかしそもそも、私たちのこの国は、非正規雇用のみなさんを守る法律がなさすぎるのではないでしょうか。ヨーロッパでは、シフト制のように、あらかじめ働いている時間が決まっていない働き方については、最低限これだけの賃金を保障することをきめなければならない、ということになっております。また、休業手当を支払うことなく仕事をカットすることは許されない仕組みになっております。
 私は日本でも、こうした法整備をすべきだと国会で求めております。大臣からは、「検討していきたい」という表明があり、いま検討していただいているところです。

賃金の格差も是正しなければなりません
最低賃金の引き上げなど賃金の底上げを

 同時に、賃金の格差も正さなければなりません。正社員と非正規雇用、男女の賃金格差がこれほど大きい国は、先進国のなかではそうそうありません。私はすでに、正社員と非正規雇用の賃金格差を、退職金やボーナスを含めて改善していくための法案を国会にしております。政権交代をすれば、直ちに実現できます。
 私たち野党は共通政策のなかで、最低賃金の大幅な引き上げも盛り込みました。力を合わせて政権交代で、正規雇用と非正規雇用の賃金格差を是正し、賃金の底上げを実現していこうではありませんか。非正規雇用の方でも希望がもてる社会を政権交代でご一緒につくっていきましょう。

総選挙 比例代表は政党を選びます
政治をゆがめる企業・団体献金を拒否しているのが共産党

 衆院選挙(総選挙)では、政党を選ぶ比例代表があります。私たち日本共産党は、政党のなかで唯一、企業・団体献金の受け取りを拒否している政党です。政党助成金の受け取りも拒否している政党です。だからこそいつも、庶民の立場からぶれずにがんばり続けることができると自負しております。
 私が国会議員をやっている間にも、カジノ利権や鶏卵利権、多くの政治家のみなさんが裏からの献金で逮捕されました。しかし、企業献金というのは、裏からだけでなくても表からの献金も、日本の政治を大きくゆがめていると思います。

自民党 増税といえば消費税増税ばかり
企業献金でゆがめられた税金の集め方を正す

 自民党さんからは、この総裁選のなかでも、増税といえば消費税増税という話ばかりが出てきます。しかし、この間、私たちの国の税収は30年前と変わっていません。消費税収は4兆円台から20数兆円に増えましたが、国の税収はあまり増えませんでした。大企業優遇・お金持ち優遇で減税が行われたために、税収が増えない。消費税だけが上がる。それがこの30年でした。この大元にあるのが、企業献金の存在だと私は思っております。
 私たち日本共産党は、企業・団体献金禁止法案も国会に提出してまいりました。アメリカでは、バイデン政権へと政権交代が起きて、増税するのは庶民ではなく、大金持ちのみなさんと大企業だという方向に政治の舵が切り替えられました。その財源で教育費の負担軽減も始まろうとしています。ぜひ、来るべき衆院選挙の比例代表で日本共産党を大きく伸ばしていただいて、企業献金でゆがめられた私たちの国の税金の集め方を正していく。このことで、学費の無償化、減らない年金、安心の介護や障害者福祉をしっかりつくっていきましょう。

東京20区 市民と野党の代表は宮本徹

 そしてここ東京20区(清瀬市・東久留米市・東村山市・東大和市・武蔵村山市)で私、宮本徹は、市民と野党の代表としてたたかいます。どうしても勝ち抜きたい。
 「立憲主義の回復をめざす東京20区市民連合」のみなさんと政策協定に調印し、たくさんの市民の方が私と一緒に街頭で訴えてくださっています。立憲民主党の東村山市議・藤田まさみさん、社会民主党の東久留米市議・青木ゆうすけ市議、無所属の清瀬市議・ふせ由女(ゆめ)市議、無所属の東大和市議・中野しのぶ市議、生活者ネットワークの前東村山市議・大塚恵美子さん、無所属の前東村山市議・島崎よう子さんたちが応援してくださっています。保守の方からも応援の輪が広がっています。

力を合わせれば政権は代えられます
支持の輪を広げてください

 いまの政治ではダメだ。命が守れない。暮らしが守れない。人権が守れない状況が続く。こう感じている方は多数です。この多数のみなさんが力を合わせれば必ず政権は代えられます。どうか、立場の違いを超えて、ご支持の輪を広げてください。私も全力で訴え抜く決意でございす。