自民候補に追いつき・追い越し・逆転勝利したい

小池書記局長を迎えて街頭演説
立憲民主党の参院議員、生活者ネットの市議会議員も

 10月21日夕、東京・東村山市の久米川駅前で、日本共産党の小池晃書記局長を迎えて街頭演説がおこなわれました。立憲民主党の石川大我参院議員、生活者ネットの白石えつ子東村山市議が参加してくださり、力強い支援のスピーチをいただきました。たくさんの市民の方もマイクを握り、「東京20区から宮本徹さんを送り出そう」と呼びかけてくださいました。本当にありがとうございました。22日の朝から私は、「自民党候補に追いつき・追い越し・逆転勝利したい」と訴えています。東村山市でのスピーチを紹介します。
 (注)衆院東京20区=東村山市、東大和市、武蔵村山市、清瀬市、東久留米市

【宮本徹のスピーチ】

東京20区の野党統一候補
小選挙区から勝ち上がらせてください

 みなさんこんばんは。野党統一候補としてたたかっております日本共産党の宮本徹です。今日は本当に多くのみなさんに集まっていただいて、勇気百倍です。立憲民主党、生活者ネット、そして多くの市民のみなさん、本当に共同して、なんとしても政権を代える、この熱気がどんどん広がっております。私たち日本共産党と立憲野党は、国民の声が届かない、この政権を代えるために大同団結してたたかっております。私、宮本徹がここで勝ち抜いていくことが政権を代える道です。宮本徹への一票は、政権交代への一票です。どうか立場の違いを超えて、このご支持の輪、広げに広げに広げていただいて、私、宮本徹を小選挙区(東京20区)から勝ち上がらせてください。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

野党の共通政策20項目
どれも自民党ではできないことばかり

 私たち野党は、20項目の共通政策掲を掲げております。どれもこれも、自民党さんではできないことばかり。しかし多くのみなさんが願っていることです。消費税を減税する。原発をなくしていく。選択的夫婦別姓制度を実現していく。LGBTの平等法も実現していく。石炭火力発電をやめていく。核兵器禁止条約に参加をしていく。フリーランスや非正規雇用労働者のみなさんの処遇を改善して、ワーキングプアをなくしていく。

野党が政権を取れば実現できる
希望の未来を切り開きましょう

 野党が政権を取れば、こうしたことが全部実現できることになります。みなさん、一人ひとりの一票を束ねて、野党の政権交代を実現して、希望の未来を切り開く結果を必ず出そうじゃありませんか。私もその先頭に立って頑張りぬく決意です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

あまりにひどかった自民党政権のコロナ対策
国民から悲鳴の声が上がっている

 自民党政権のコロナ対応、どうだったでしょうか。専門家の意見は聞かない。後手後手の対応。自宅放置。救えるはずの命が救えない。こんな事態が生まれてしまいました。そして暮らしへの支援もあまりにも不十分で、ひとり親世帯で、子どもに食べさせたら親が食事をがまんしなければならない。こんな悲鳴の声が上がり続けております。
 私は、厚生労働委員として、政府の対策をただしながら、命と暮らしを守る、そのために全力をあげてまいりました。休業手当が出ない方々に肩代わりを国がする。この制度についても、当初、制度から排除された方々を対象にするために頑張り、対象者を拡大してまいりました。
 あるいは、コロナの感染対策で、きわめて大事なエアロゾル感染対策を政府は当初、非常に軽視しておりました。これも何度も国会でただして、是正させてまいりました。

公立病院・公的病院のベッド削減をすすめる自民党政権
これでは国民の命は守れない

 しかし何度ただしても、直らないことがあります。公立病院・公的病院をこの期に及んで、政府は統廃合を進めようとしております。ベッドの削減を進めようとしております。公立病院・公的病院といえば、コロナの患者を真っ先に受け入れてきたところじゃありませんか。私、保健所長のお話をうかがいましたら、「絶対にやめさせてほしい」といっておりました。
 私、この声を、国会で大臣にぶつけました。しかし大臣は、聞く耳を持ちません。自民党政権の継続では、命が守れない。この事態が繰り返されるんじゃないでしょうか。

政権交代で医療切り捨て政治を改める
保健所や医師・看護師を増やし、公立・公的病院を守る

 みなさん、私たち野党が政権を取れば、医療切り捨て政策を改めてまいります。保健所を増やす。お医者さんや看護師もしっかり確保して増やしてまいります。そして、公立病院・公的病院の統廃合リストは全部撤回させる。このことをやって、命を守り抜いてまいります。どうかそのために、政権交代へ、宮本徹、勝ち抜かせてください。よろしくお願い申し上げます。

自己責任を押し付ける政治は終わりにしましょう
賃上げ、減らない年金を実現したい

 そしてみなさん、政権交代で、自己責任ばかり押し付ける政治はもう終わりにしようじゃございませんか。誰もが安心して暮らせる。このことにしっかり政治が責任を負う新しい政権をつくっていこうではございませんか。
 アベノミクスの9年間、お金持ちは資産をうんと増やして、4倍になりました。大企業の内部留保は130兆円も増えました。しかし、働いているみなさんの実質賃金は22万円も減りました。高齢者のみなさんの年金は目減り、あるいは実額でのカットが続いております。最近、いろんなものが高くなっていますよね。サラダ油も高くなった。小麦粉も高くなった。みなさん、本当にこうしたなかで、政治がやらなければならないことは賃金を上げていくことです。年金についても、減らすんじゃなくて、物価にあわせてちゃんと増えていく仕組みを設けることこそ、政治がやらなければならない仕事じゃありませんか。

最低賃金は時給1500円に
最賃引き上げは世界の流れ

 私たち野党が政権を取れば、賃金を引き上げてまいります。最低賃金は時給1500円。中小企業への支援をしっかりやりながら、実現していきたい。ドイツで先月、選挙がありました。新しい連立の合意では、最低賃金1590円にするそうです。昨年政権交代が起きたアメリカのバイデン大統領が、最低賃金15ドル、1600円から1700円、これをめざそうと頑張っているじゃありませんか。今、政治が最低賃金を引き上げて貧困をなくす。賃金を底上げする。そのことによって、経済も立て直してく。これは主要先進国でも始めていることでございます。どうかみなさん、この道を日本でも、政権交代で実現しようではございませんか。

国が責任をもって年金を支える
年金財政にお金が入ってくる仕組みをつくる

 そしてみなさん、私は国会で、年金は減らない仕組みにすべきだ、と先頭に立ってたたかってまいりました。今の年金制度では、年金の基礎年金の部分が30年にわたって目減りが続き、3割も減ってしまう。高齢者も若い世代も、とても不安な年金制度じゃないでしょうか。減らない年金にするためには、国からもっと税金を年金の会計に出していく必要があるんじゃないでしょうか。そして、お金持ちを優遇している保険料の集め方を是正して、年金財政にお金が入ってくる仕組みをつくる必要があるんじゃないでしょうか。
 私はこのことを国会で何度も求めてまいりました。その一部だけが、政府が少し試算するところまでやってまいりました。
 しかし、本格的に減らない年金にするためには、政権を交代することがどうしても欠かせないと思っております。ご一緒に、暮らしを底上げする、くらしを応援する、新しい政権つくっていこうじゃございませんか。そのためにも、私、宮本徹、勝ち抜かせてください。よろしくお願いを申し上げます。

税金は取るべきところから取る
大企業優遇、富裕層優遇のゆがみをただして

 こうした政治をしていくためには、税金をしっかりと取るところから取っていく、この道を考えなければなりません。私たちのこの国は、大企業優遇、富裕層優遇の大変深刻なゆがみがあります。これをただせば、安心できる暮らしをつくっていくための大きな財源をつくることができます。

卒論のテーマは教育の無償化
まずは大学・専門学校の授業料は半分に

 私は、教育の無償化を卒業論文のテーマにし、これを書き上げたからには、実現しなければならないと、この道を歩んでまいりました。給付制奨学金の拡充、これも安倍さんとやり取りして、道を開いてまいりました。しかしこのコロナのなかでも、多くの学生さんがアルバイトができなくなり、退学に追い込まれる事態が起きてしまいました。
 政権を代えて、教育の無償化へ。まずは大学の授業料、専門学校の授業料は半分に引き下げる。アメリカでは、バイデン大統領が実は大企業、富裕層の税負担を引き上げて、1000万人が学ぶコミュニティカレッジを無償にしていく道を歩み始めております。

子どもたちの未来、障害者や家族の暮らし
政権交代で新たな財源を確保して支える

 政治を変えれば、新たな財源を確保して、暮らしを支えるいろんな新しいこと、子どもたちの未来を切り開いていくこと、そして障害者やその家族への安心のサービスもつくっていくことができます。どうか、政権交代で、誰もが安心して暮らせる社会をご一緒につくっていこうじゃございませんか。お力添え、よろしくお願い申し上げます。

気候変動 世界の選挙で大争点に
二酸化炭素を思い切って減らす

 地球温暖化がきわめて深刻な事態です。毎年のように豪雨災害が続き、台風は大型化する。このままいけば、100年に東京の夏は43・3度になってしまう。子どもたちや孫たちに、こんな未来を残すわけにはいかないんじゃないでしょうか。
 今私たちの星、人類は、2030年までに二酸化炭素を思い切って減らせるか、ここに運命がかかっております。世界の選挙では、どこでも気候変動が大争点になっております。
 私たち日本共産党は、2030年までにCo2は最低6割削減していく、石炭火力発電をやめていく、省エネ、再エネ抜本的に普及する、このことを提案をしております。ところが今の政府は、国連から2030年までにやめてくれといわれている石炭火力発電をこれから九つもつくろうとしております。子どもたち、お孫さんたち、その先の未来にわたって、あまりにも無責任きわまりないといわなければなりません。
 野党は共通政策で、石炭火力をやめていくことも掲げております。どうか、政権交代で、子どもたちに安心な未来を残そうじゃございませんか。そのためにも勝ち抜かせてください。

ジェンダー平等を前に進める選挙です
選択的夫婦別姓 岸田政権にはできないことがはっきりした

 この選挙戦、ジェンダー平等を前に進められるのかどうか、このことも大きな争点になっております。選択的夫婦別姓制度は、岸田さんでも進まないことがはっきりいたしました。今や世界のなかで夫婦が結婚して同じ苗字を強制されるのは、日本だけであります。結婚、離婚、再婚、そのたびに名字が変わる。いろんな手続きも大変ですけれども、私生活まで詮索される。いやな思いをされる方もたくさんいらっしゃいます。旧姓で積み上げてきたキャリアも絶たれてしまう。もういい加減、自民党政権に任せ続けるわけにはいかないんじゃないでしょうか。選択的夫婦別姓制度も政権交代で実現しようじゃございませんか。

宮本徹も旧姓を使っています
誰もが自分らしく生きられる社会をつくりましょう

 私、宮本徹も、旧姓を通称活動として使っている一人ございます。みなさんにこの名前を書いてもらっていますけども、戸籍名は違うんです。私も本当にいろんな不便を味わっております。こうした者として、選択的夫婦別姓を導入していく。そしてジェンダー平等を実現していく。誰もが自分らしく生きる権利が保障される社会をつくっていく。同性婚も実現していく。そのためにも先頭に立って頑張っていきたいと思います。どうかお力添え、よろしくお願いを申し上げます。

日本共産党は企業献金を1円ももらわない政党です
だから私は、しがらみなく活動できる 比例は共産党へ

 私は野党統一候補としてたたかっておりますが、同時に日本共産党の議員としてたたかってまいりました。私たち日本共産党は企業献金を1円ももらわない。そういう党だからこそ、私もいろんなことがしがらみなくできている。こう自負をしているところでございます。
 コロナのなかで、いちばん初めに大量解雇の話が出てきたのは、タクシー会社、ロイヤルリムジンという会社でした。600人の退職強要が始まりました。私は相談を受けてただちに国会で取り上げて、政府の姿勢をただして、退職強要をやめさせ、解雇を撤回させ雇用を維持する、こうしたことなどに取り組んでまいりました。私は、本当に、共産党の議員だからこそ、多くの市民のみなさんの声を受け止めて、しがらみなく、どんな問題でも、ぶれずに頑張り抜けると自負をしております。どうか、比例代表は日本共産党へのご支持をよろしくお願いを申し上げます。

この東京20区で勝ち抜きたい
力を振り絞ってがんばります

 選挙区では、今度こそ、ここ東京20区で勝ち抜いていきたいと思っております。相手は内閣官房副長官でございます。これに勝ち抜いていくためには、本当にますます大きなご支援の輪をさらに広げていただく必要がある。そして私もこれまで以上に、最後の最後まで、力を振り絞ってたたかい抜いていきたいと思っております。どうか、ご支持の輪、ご支援の輪、大きく大きく広げていただいて、勝ち抜かせてください。そのことを重ねてお願い申し上げまして、私、宮本徹からのお話とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


たくさんの方に聞いていただいた久米川駅前の街頭演説


「東京20区から宮本徹を」と呼びかける小池晃書記局長(中央)


立憲民主党の石川大我参院議員(左)は応援スピーチ


私も力いっぱい訴えました