グループホームの再編に反対する緊急行動ネットワークの集会に参加

 5月18日(水)、グループホーム再編に反対する緊急行動ネットワークの集会が開かれました。
 与野党の国会議員が参加。日本共産党から宮本徹衆院議員、倉林明子参院議員が参加しました。
 集会の中で宮本徹議員は「私たち抜きに、私たちのことを決めないで。これは障害者権利条約の根本精神だ。昨年、障害が重くなければ通過型のグループホームという報告書に大きな批判の声があがり、厚労省の説明も変わってきたが、グループホームの新しい類型に当事者のみなさんから懸念の声がある。厚生労働省は当事者の懸念の声をしっかり聞いて検討してほしい」と挨拶としました。

以下2022年5月19日付赤旗日刊紙より抜粋

 厚生労働省が障害者総合支援法の改定で検討している、グループホーム(GH)の再編案に反対する集会が18日、衆議院第2議員会館で行われました。参加した障害者らは、再編案が当事者の意見を踏まえていないと声を上げました。各党の国会議員が参加。同案に反対する署名3万4千人分を同省に提出しました。
 同案は、障害者が1人暮らしをするためとして、GHへの入居に期限を設ける「通過型GH」を新たに設けようとするもの。当事者・支援者は、通過型GHが1人暮らしをするまでの訓練の場になると批判しています。
 奈良県内のGHで暮らす前平正恭さん(42)は、「いつか1人暮らしをしたいが、そのために新たな通過型GHに移るのは嫌だ。住むところが訓練の場になるのも嫌だ。私のことを勝手に決めないで」と語りました。別の障害者からは「GHは生活の場だ」「1人暮らしをするタイミングは自分で決める」などの声が上がりました。
 再編案の問題点について、社会福祉法人ひまわりの渡辺哲久常務理事が発言。1人暮らしをしたいなどのニーズに対して、新たな仕組みのGHを作ることでしか対応しない厚労省を批判しました。
 集会は「グループホームの再編に反対する緊急行動ネットワーク」が主催。日本共産党から宮本徹衆院議員と倉林明子参院議員が参加しました。