テレビ朝日「朝まで生テレビ」に出演 大軍拡止め暮らし支援 宮本氏が訴え

 日本共産党の宮本徹衆院議員は18日、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」で参院選に向けた各党の政策などについて、与野党議員と議論を交わしました。
 宮本氏は、番組から最も訴えたい政策を問われ、「平和と暮らしを壊す大軍拡をストップし、暮らしに希望が持てる政治へ転換していく」と訴えました。
 その上で「今度の選挙は、日本の進路にとって極めて大きな問題がかかっている」と強調。番組司会者の田原総一朗氏が、軍事費GDP(国内総生産)比2%への大軍拡を進めようとしていることについて、「世論調査で国民の多くは賛成している」と述べたことに対し、宮本氏は財源がどこにあるのかを聞いたら世論は変わると指摘。「防衛費を2倍にしたら5兆数千億円の新たな財源が必要になる。他の経費を削減するか、国民負担を増加させるかという議論に直結する」と語りました。
 さらに「消費税であれば、少なくとも消費税率を12%以上にあげなければならなくなる」と指摘。国庫負担を削減すれば医療費窓口負担が3割から6割に、年金は毎月1万円の減額などが起きるとして「暮らしを押しつぶすことにつながるのが、この大軍拡の議論だ」と述べました。
 田原氏が、「自民党・政府は、防衛費はいろいろなことがあっても、これは実行すると言い切っている」と強調したことに対し、宮本氏は「国民の暮らしにとって深刻な事態がこれから起きる。本来だったら、教育無償化などこそ、いまやらなければならない」と主張しました。ビデオジャーナリストの神保哲生氏も「5兆円あれば、教育無償化も、保険医療も事実上無料にできるくらいの財源だ」と述べました。

以上2022年6月19日付赤旗日刊紙より抜粋(画像はテレビ朝日から)