戦果招く大軍拡ノー 総がかり行動実行委など 官邸前緊急行動

 岸田政権による大軍拡・大増税に反対する緊急行動が22日、首相官邸前で取り組まれました。参加した250人(主催者発表)が、「するな!戦火を招く大軍拡」などが書かれたプラカードを掲げ、「安保3文書は今すぐ撤回」と訴えました。
 主催は、総がかり行動実行委員会など。
 主催者を代表して、戦争をさせない1000人委員会の田中直樹さんがあいさつ。敵基地攻撃能力の保有をはじめ、岸田政権は国民の安全より米国の安全を優先した政治を行っていると批判。「力をあわせて、大軍拡と大増税、そして、原発推進に反対の声をあげよう」と語りました。
 多彩な市民がマイクを握り、「何でも閣議決定で決めるな」などとスピーチしました。
 弁護士の内田雅敏さんは、台湾有事をめぐっても岸田政権は軍事力強化の方針しかないとし、「戦争を起こさせないためには、先人たちが積み上げてきた対話や平和の努力こそが重要です」と話しました。
 日本共産党、立憲民主党、社民党、「沖縄の風」の国会議員が参加しました。共産党の宮本徹衆院議員は、「米国の戦争に巻き込まれるリスクを高め、国民生活をないがしろにする岸田政権は退陣しかありません」と述べました。

以上2023年2月23日付赤旗日刊紙より抜粋