コロナ後遺症対応 宮本徹・吉良議員の要請実る 全国の医療機関一覧公表

 新型コロナ後遺症を診療する医療機関を都道府県が22日までに公表しました。厚生労働省がホームページで一覧をまとめています。この問題は日本共産党の宮本徹衆院議員、吉良よし子参院議員が国会で厚労省に公表を進めるよう要望していました。
 宮本議員は昨年10月に衆院厚生労働委員会で、コロナで罹(り)患後遺症に苦しむ患者が医療につながりにくい状況にあることを指摘。後遺症を診察する医療機関を全都道府県で公表するよう国が指示すべきだと求めていました。同省は2月、都道府県に対し公表にとりくむよう依頼しました。
 2月の時点で公表していたのは約4割の都道府県です。ただ公表リストの医療機関で診察を拒否した例もあり、吉良議員はリストを精査するよう求めていました。
 宮本議員は「後遺症に苦しむ患者の声で一覧が公表されました。ただ公表リストの医療機関が治療しなかったなどの声も寄せられています。厚労省が作成したコロナの『診療の手引き(別冊 罹患後病床のマネジメント)』の周知や改善、治療法の研究・普及などを、政府に引き続き求めます」としています。
 厚労省が公表した都道府県一覧はQRコードから閲覧できます。

以上2023年5月23日付赤旗日刊紙より抜粋