大学交付金問題で山形大学長と懇談

山形大学長との懇談日本共産党国会議員団は11日、山形大学の小山清人学長と国立大学の運営費交付金削減問題で懇談しました。
小山氏は「自己収入を増やせという財務省要求は、結局、授業料を上げろということになる。財務省方針どおりに運営費交付金を削減すると、220人の教員を減らさないといけない。国立大学の存立にかかわる事態だ」と話しました。山形大では交付金が、12年間で12億円以上減り、100億円あった予算が87億円になったと述べ「確実に教員が減っている。水光熱費が高く、とりわけ電気代の負担が大きい」と話しました。
畑野君枝衆院議員は、1日の国会質問で、「国の予算を削るため学生に大幅な授業料の値上げを強いることは許されない」と馳浩文部科学相にただしたことを紹介し、党派を超えて力を合わせていきたいと述べました。
畑野氏は「OECD(経済協力開発機構)諸国でも、日本の高等教育費への公的支出は最低。引き上げていくべきです」と強調。小山氏は「数字を明確にして予算を確保していただきたい」と応じました。
穀田恵二衆院議員は「ご一緒に力を合わせて頑張りましょう」と呼びかけました。
懇談には、宮本徹衆院議員、紙智子参院議員のほか、高橋千鶴子、大平喜信両衆院議員の秘書が参加しました。

以上2015年12月12日付赤旗日刊紙より抜粋(写真「しんぶん赤旗」提供)