日米同盟の新たな危険 国会議員駆けある記より

 異常な「トランプ追従」が際立った日米首脳会談。今週の自民党議員の国会質問と安倍首相の答弁で、日米軍事同盟の新たな危険が浮き彫りになってきています。
自民党議員からは「防衛力の増強は、米軍の軍事産業の輸出増、対日貿易赤字の縮小につながる」「南シナ海の秩序維持へ防衛装備品の移転や先進国との兵器共同開発の戦略を策定せよ」などの質問があいついでいます。
安倍首相は、米国製の兵器購入は「米国の経済と雇用に貢献するもの」「ASEAN(東南アジア諸国連合)との防衛装備協力を重視し、戦略的な文書の作成も検討する」など、軍事的、経済的に米国にいっそう従属しながら、他国軍隊の育成まで、米国の世界戦略の中での日本の役割を拡大しようとしています。
地域の軍事的緊張を高め、大軍拡で暮らしを押しつぶす道は許さない。私は国会で、自民党議員と真逆の立場から追及しています。
「戦争する国づくり」をすすめる安倍政権を終わらせるためにも、7月2日投票の都議選での勝利はいよいよ重要です。私も、全力をつくす決意です。

以上2017年2月18日付赤旗日刊紙首都圏のページより抜粋