籠池氏への防衛大臣感謝状の海上幕僚長の上申書
籠池氏への海上幕僚長感謝状の呉地方総監の上申書
塚本幼稚園児の自衛隊関連行事への出演一覧 6年間で14回

 3月10日、東京大空襲があった日です。衆議院外務委員会で、この間、5回にわたってだされた防衛省から、森友学園理事長・塚本幼稚園園長である籠池氏への感謝状がだされている問題についてただしました。上は、その資料です。

 この間、国会で防衛大臣感謝状の贈呈の是非について、国会で議論になってきましたが、これまでの国会や記者会見での防衛大臣や防衛省の説明とは異なる記述が、感謝状をだす際の内部手続きの上申書に記載されています。
 感謝状贈与候補者推薦名簿には、籠池氏の「功労の大要」として、「園児による隊員の激励及び将来の青少年への防衛思想の普及に寄与」とあります。「園児による隊員の激励」はこれまでなんども説明されてきましたが、「将来の青少年への防衛思想の普及に寄与」ということは、これまで一切、説明されてきませんでした。隠しておきたかったことということなのでしょう。

「将来の青少年」というのは、いま「青少年に」なっていないということですから、これが幼稚園児・保育園児を指していることはまちがいありません。幼稚園児・保育園児は、発達段階からいっても善悪の芽生えができる段階で、およそ安全保障政策の善悪を判断する段階にありません。いったい幼稚園児への普及をめざす「防衛思想」とはなんなのでしょうか。戦中、幼稚園教育にも国家主義的な教育が政府から持ち込まれていきましたが、事実上の洗脳教育でした。幼稚園児・保育園児に防衛思想を普及することを防衛大臣が感謝の対象にするというのは、根本からまちがっているのではないでしょうか。

ましてや塚本幼稚園は、いったんことがあれば天皇のために命をかけよという「教育勅語」を暗唱しています。防衛省が支援した様々な行事で、塚本幼稚園児らが教育勅語を暗唱しています。海上自衛隊のホームページでも塚本幼稚園の行事への参加は紹介されています。主催者のホームページでは教育勅語や五箇条の御誓文の唱和をおこなっていることも克明に紹介されています。質疑の中で、自衛隊が支援している行事の中で、幼稚園児らが教育勅語を暗唱したのを把握していたのではないか、ただしましたが、ホームページは承知しているということでした。いったんことがあれば、天皇、国のために命をさしだせ、これが教育勅語です。これが「防衛思想の普及」ということなら、まさに、国家のために命を差し出せ、ということを幼稚園児にすりこむことが、「功労」、防衛省の感謝の対象ということになります。

今日は、途中で時間切れになりましたが、ひきつづき、防衛省の姿勢が根本的にまちがっている点をただしていきたいと思います。