防衛省が学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典理事長に対し、「将来の青少年への防衛思想の普及に寄与した」ことを理由に感謝状を贈呈していたことが、日本共産党の宮本徹議員が同省に提出させた資料で判明しました。籠池氏はこれまで防衛省側から5回感謝状を受け取っています。
 籠池氏が園長を務める塚本幼稚園の園児らは2011年3月21日~16年10月15日までに、海上自衛隊OBが在籍する防衛省所管の天下り団体「関西水交会」が主催した海自の艦隊入港歓迎行事や旧海軍の追悼式などに計14回出席。海自が作成した籠池氏の個人功労調書には、1999年から「自衛隊に協力開始(功労年数17年)」と明記しています。
 宮本氏は10日の衆院外務委員会で、11年以前の園児の行事出席実績の調査を要求。さらに、園児らが追悼式で「教育勅語」と「五箇条の御誓文」を唱和している事実を同省が把握していた可能性を追及するとともに、「将来の青少年とは幼稚園児だ。園児に普及する防衛思想とはなにか」と迫りました。
 同省の武田博史報道官は、「具体的定義はないが、わが国の領土領海を守るといった考えだ」と答弁。宮本氏は「善悪の判断が芽生える頃の園児に防衛思想を普及し感謝の対象にするとは、戦中の軍国主義の教育と一緒だ」と断じました。

以上2017年3月12日付赤旗日刊紙より抜粋