東京・町田市 リニア計画現地調査に宮本徹事務所も参加

日本共産党国会議員団リニア中央新幹線プロジェクトチームの辰巳孝太郎参院議員は5日、本村伸子議員とともに東京都町田市内のリニア建設予定地を党町田市議団(5人)の案内で視察しました。工事に伴い大量に発生する残土や、地下水の枯渇など環境への影響が懸念されており、住民上小山田立坑説明拡大からも不安の声が上がりました。

JR東海の計画では、町田市内の3か所(上小山田町、小野路町、片平・能ヶ谷地域)で立て坑を掘り、トンネルの非常口を設置する予定です。辰巳、本村両氏は予定地を視察しながら、沿線住民と懇談。上小山田町では、稲作農家の男性が「町田は水田が多く、地下水が枯れたら米が供給できなくなる」と訴えました。

小野路町では、予定地に近接する福祉施設の関係者が「工事で騒音が10年間続くと、利用者への影響が心配だ」と話しました。辰巳、本村両氏は、着工を中止させるために全力を尽くす決意を表明しました。

視察に先立ち、一行は町田市役所でリニアを担当する市政策経営部の担当課長らと懇談。住民への計画の情報提供などで意見交換しました。

穀田恵二、宮本徹両衆議院議員、吉良よし子参議院議員の各秘書が同行しました。

以上2015年2月7日付赤旗日刊紙より転載

 

現地調査の中で、閑静な町に長期にわたって大量の土砂を搬出するためのダンプが行き交うことになることへの懸念、地下水が枯渇することによる農業への不安、説明会でのJR東海の話が、町田市と隣接する川崎市でまったく違う説明をしているらしいということへの不信といった声がよせられました。宮本徹衆議院議員も、この調査報告生かし、国政にみなさんの声をつなげていきます。