「共謀罪」は民主主義の脅威 15団体が廃案求め集会 4野党1会派からスピーチ

 「自由に意見を表明することは民主主義の根幹だ」―「共謀罪」法案に反対する幅広い市民団体が共同して5月31日夜、東京・日比谷野外音楽堂で集会を開きました。4700人(主催者発表)の参加者であふれかえり、廃案を求める熱気に包まれました。
主催の実行委員会にはアムネスティ・インターナショナル日本、グリーンピース・ジャパン、日本消費者連盟、総がかり行動実行委員会など15の市民団体やNGO(非政府組織)が参加。あいさつした米田祐子さん(グリーンピース・ジャパン事務局長)は、「共謀罪」法案は言論、表現の自由が制限されるだけでなく、市民の活動を萎縮させると強調。「監視が強まり、(国民の)分断を招くような社会にしたくない。共謀罪は民主主義そのものの脅威です」と語りました。
静岡市の女性(61)は「国会審議を見ていたら、戦前の治安維持法と重なり不安になった」と参加。「子や孫に危険な法律、政権を残したくはありません。絶対に廃案にしたい」
特別ゲストの香山リカさん(精神科医)は、戦前の治安維持法で虐殺された作家の小林多喜二にふれ、「私はもうそんな時代にはならないと言われ、育ってきました。共謀罪ができたら多喜二に顔向けできない。絶対に通してはいけない」と訴えました。
民進党の山尾志桜里衆院議員、日本共産党の山下芳生副委員長、自由党の森ゆうこ参院議員、社民党の福島瑞穂副党首、参院会派「沖縄の風」代表の糸数慶子参院議員がスピーチ。共産党は衆参14人の国会議員が参加。山下氏は「共謀罪は憲法違反であり、廃案しかありません。市民と野党が力を合わせて頑張りましょう」と呼びかけました。

以上2017年6月1日付赤旗日刊紙より抜粋