日本共産党演説会(東京体育館) 宮本徹議員があいさつ!

10日に東京都渋谷区の東京体育館で、志位和夫委員長を迎え2015年2月10日演説会て開かれた日本共産党演説会は、壇上に勢ぞろいした214人の地方選候補者に、参加者がうちわを振り、「頑張れ!」と声をかけるなど、「共産党の躍進で、暴走する安倍政権に痛打を与えよう」と熱気につつまれました。

以上赤旗日刊紙2015年2月12日付より首都圏のページより転載

 

◎演説会で宮本徹衆議院議員のあいさつ内容の概要は以下の通りです。

 

■ 衆議院議員の宮本徹です。大きなご支援、本当にありがとうございました。

いま通常国会、初体験中です。閣僚のひどい答弁に、私もいっそうファイトを燃やしています。

私は、税金の問題を扱う財務金融委員会の所属になりました。先日、富裕層への課税強化を訴えて、世界で旋風をまきおこしているピケティが来日しましたが、日本共産党の主張はいまや世界のトレンドです。ピケティは国会論戦にも影響をあたえて、他党の議員の中でも、格差是正へ、富裕層への課税強化を主張する議員も増えてきました。いい傾向です。しかし、本当に格差是正というなら、低所得者ほど負担が重い消費税増税を不問にするわけには絶対にいかないのではないでしょうか。財務金融委員として、消費税10%中止の論戦の先頭にたって頑張ります。国会論戦の応援もよろしくお願いします。

 

■ この2年間で東京の国会議員の議席が3倍の6人に増えました。東京でおきている問題もこれまで以上にとりくめます。

私はこの間、外環道の問題に取り組んでいます。1メートル1億円の浪費道路だと批判してきましたが、早くも工事費が膨らみはじめています。政府に聞いたら、高速道路会社は工事費用がどれだけ膨らもうとも当初予定の2460億円以上は払わない仕組みになっているというのです。2460億円をこえたらどうするのかときいたら「想定外」だという。税金が追加投入される危険です。さらに、地下トンネルを当初の直径16メートルから場所によっては30メートル以上に大きく拡幅する計画に変更しようとしています。ここでも工事費が増えるのは間違いなしですが、政府にどれだけ工事費が増えるのかときいたら、計算もしていないという回答でした。どれだけ税金がかかろうと我関せずです。財政危機だと言って、介護報酬を削り、深刻な介護崩壊が引き起こしながら、その一方で、ゼネコンのための公共事業にはいくらかかるか計算もせず、湯水のごとく税金を投入する。こんな亡国の政治は一刻も早く退場願うしかありません。5月の連休明けには集団的自衛権行使の法案の国会提出が狙われています。みなさん、その前にあるのがいっせい地方選挙です。安倍首相退陣論がふきでるような強烈な審判を首都東京からくだそうではありませんか。

■ いま国会議員団東京事務所で、都内の自治体に4月からの保育料についてのアンケートをおこなっています。保育料は税金の額に応じで決まります。4年前、所得税の年少扶養控除が廃止されたとき、ときの民主党政権は、保育料の値上げに連動しないような手立てをとるよう、自治体あてに通知をだしました。ところが、安倍政権は保育料の値上げに連動させないための手立ては手間だから、今年の4月からはやらないことにすると文書をだしました。これでは、こどもが多い家庭では保育料が年間10万円以上の値上げになる世帯もでます。いま、これに立ち向かっているのが日本共産党の地方議員団です。自治体独自で保育料が値上がりしない手立てをとらせたところもいくつも生まれています。どの自治体でも、日本共産党の議席こそ、暮らしを守る一番の力です。力を合わせて、必ず、全員当選を勝ち取ろうではありませんか。第三の躍進の流れを本格化させるため、私も全力をあげる決意を申し上げて挨拶とします。がんばりましょう。