東京外かく環状道路(関越~東名間)の地中拡幅部工事の談合情報への対応に関する質問主意書 2017年6月6日提出
質問主意書に対しる答弁書 2017年6月16日

 外環道の最難関工事の入札にかかわる談合情報で、入札が延期されていますが、事態が、今後の外環道建設にどのような影響をあたえるのか、沿線住民や関係者のみなさんが関心をもっている点をしぼって質問しましたが政府の答弁は、〝仮定の質問にはお答えしない〟ということと〝工事の発注はNEXCOなので政府は関知しない〟という、かなり無責任なものでした。

 この地中拡幅部の中央ジャンクション部分は、政府自身が世界でも類を見ない規模の技術的困難さをともなう工事といってきたわけで、安全性について、住民の中ではきわめて強い不安があります。外環道は国の事業、国交省も様々な検討をしているであろうに、国民にも説明すべきです。

以下、質問主意書と答弁書の要約

1、談合情報が事実であった場合、談合にかかわったJVに参加している企業すべてが指名停止の対象となるのか、また、指名停止期間はどれぐらいになるのか?

 政府答弁要約:仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい。

2、談合情報が事実であった場合、技術提案をおこなってきた大手ゼネコン等が指名停止となることも想定されうる。入札のやり直しとなった場合、どの程度の期間を要すると考えているか?

 政府答弁要約:仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい。

3、地中拡幅部の工事は国交省などが設置した「東京外環トンネル施工等検討委員会」でも「世界でも類を見ない規模の、技術的困難さを伴う工事」とされてきた。現在、技術提案しているゼネコン等JV以外に、同等の安全レベルの技術提案ができる事業者があると考えているか。また、何社程度あると考えているか?

 政府答弁要約:政府として把握しておらず、お答えすることは困難である

4、かりに、再入札がおこなわれる場合に、現在、技術提案されているものよりも安全レベルがより低い技術提案が選ばれることはあるのか?

 政府答弁要約:仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい。

5、地中拡幅部工事の談合情報にもとづき、受注業者の選定作業も停止となるなか、外環道(関越〜東名間)の建設はきわめて不透明な状況にある。今後の東京外かく環状道路建設に与える影響について、どう認識しているか?

 政府答弁要約:NEXCOが対応しているところであり、お答えすることは困難である

 もともと、今回の入札方式は、「一番技術提案がすぐれたところ」が1箇所の優先交渉権者になると、2つ目の箇所はより「技術提案がおとっている」ところが優先交渉権者になるという、住民の安全確保の観点からすれば信じられないような入札方式がとられています。ゼネコンが分け合うための入札方式ではないかともいわれています。そのうえ、談合情報が事実であれば、技術点1番と2番が指名停止となるわけです。