以上2017年10月27日「しんぶん赤旗」首都圏のページより抜粋
 

 22日投開票された総選挙の東京20区で日本共産党の宮本徹氏を応援した、東大和市議(無所属)で元民主党東京都20区支部長の中野しのぶさん(60)に思いを聞きました。

 総選挙で立憲民主党が安保法制反対や、反原発、安倍政権による9条改憲反対を明確に掲げ、大きな支持を得て、野党第一党に躍進したことは喜ばしい。しかし、大きな功績を果たした共産党が伸びなかったのは残念です。
 にもかかわらず、共産党の志位和夫委員長が選挙結果を受けた記者会見で、「共闘勢力全体としては、議席を大きく増やすことができたことは、私たちにとっても大きな喜びです」と評価したことは、立派な態度だと思います。
 小池百合子知事が解散直前に「希望の党」を立ち上げました。小池知事は改憲と安保法制を容認するなど、自民党の中でも右寄りという政治姿勢をあらわにしました。民進党議員を「排除、選別」すると明言したことや、「情報公開」を掲げながら自分は密室政治を行っていることに、多くの市民が反発しました。当然のことです。
 民進党は希望の党、立憲民主党、無所属と分裂しました。これまで民進党は電力系労組に引っ張られて反原発を打ち出すことができず、また、改憲を主張する一部との妥協を余儀なくされていました。市民と野党の共闘という筋を通す人たちが希望の党に行かず残ったので、結果的にはよかったと思っています。
 共産党は、市民と野党の共闘をお膳立てし、一貫して支えたことは評価されるべきだと思います。
 私たちは東京20区で、安倍政権の改憲や、安保法制反対の超党派の集会に取り組んできました。共闘は単に「共闘しましょう」と言えばすぐにできるというわけではありません。地道な調整や粘り強い取り組みが必要になりますが、共産党の人たちにはよく支える側に回ってくれました。
 20区では共産党の宮本徹さんを共同候補としてたたかいました。小選挙区では勝ち抜くことが困難なことは十分わかっていますが、希望の党の候補を上回る得票を勝ち取ったことは大きな成果です。
 安倍政権は過去のアジア侵略の歴史に目をつぶり、憲法を変えて海外での武力行使を進めようとしています。一方で、昭惠夫人や腹心の友の加計孝太郎氏など、自分たちと親しい人には、森友・加計学園のように法を曲げて便宜を図り、「理想的な学校づくりをしている」と持ち上げてきました。こんなでたらめな安倍政権は一刻も早く倒さなければならない。
 選挙が終わり新しい国会が始まりますが、森友・加計問題は全然終わっておらず、追及は続きます。
 安倍政権は改憲案を提出してくるでしょう。これに対抗するためには、安倍改憲に反対する市民と野党の共闘を、中道あるいは保守だという人にも広げて、強めていく必要があると思います。その中では細かい部分での違いを互いに強調しあうのではなく、大きく一致できる点で共闘する必要があります。
 共闘の目標のため、お互いに配慮し合うことを大事にしないと、運動も進まない。これからも共産党にはこの共闘を強める立場で進んでもらえればと期待しています。