国土交通省の蝦名邦晴航空局長は5日の衆院財務金融委員会で、学校法人「森友学園」との国有地取引をめぐる面接記録について2016年3月29日以降、「作成していなかった」と答弁しました。日本共産党の宮本徹議員への答弁で、宮本氏は「およそ信じられない」と厳しく批判。質疑によって、国交省が疑惑の核心にかかわる資料をさらに隠蔽(いんぺい)している疑いが強まりました。
 日本共産党国会議員団が明らかにした音声データによって同年3月30日、森友学園と財務省近畿財務局、国土交通省大阪航空局が会合し、国側の職員が「ストーリー」という言葉を使って値引きの口裏を合わせていた事実がすでに判明しています。
 宮本氏は、国交省が出した森友学園との面接記録は16年3月29日で終わっていることを指摘。同年3月30日の会合で、口裏合わせが行われて以降に進められた面接記録がないとして「もっとも疑惑が投げかけられているゴミ積算過程の面接記録がない。なぜ3月30日以降のものがないのか」とただしました。
 国交省の蝦名局長は「普段からあまねくメモを作成していたかといえば、作成しておらない」などと答えました。宮本氏は「財務省より一生懸命メモを作っているのに、肝心かなめのメモは作っていない。およそ信じられない」と批判。決裁文書改ざんの調査報告書では、改ざん、交渉記録廃棄の動機が解明されていないとして、「新しい大臣のもとで財務省の立て直しを進めるべきだ」と主張しました。麻生太郎財務相は「そういった意見があるというのは伺っておく」としか答えませんでした。

以上2018年6月6日付赤旗日刊紙より抜粋