革新都政誕生から50年 共闘の原点たどり出版祝う

 革新都政単協50周年を記念する『考証 革新都政 東京に憲法と自治が輝いたとき~市民と野党の共闘の原点がそこにあった』(革新都政をつくる会発行、本の泉社)の出版を祝う会が8日、文京区で開かれ、各界から幅広い人たちが集いました。革新都政をつくる会が主催し、東京民報社が後援しました。
 佐久間千絵さん(新日本婦人の会東京都本部会長)があいさつ。安保関連法に反対するママの会@東京の町田ひろみさんが、「革新都政が切り開いた優れた保育」について語った言葉を紹介。「運動を発展させ、都政に突き付け、夢を持って変えていこう」と述べました。
 帯文を書いた作家の早乙女勝元さんは、「革新都政が公約した、火薬の臭いのしない東京、憲法が暮らしに生きる東京を実現するために、都政を奪還しよう」と熱く訴えました。早乙女さんは、革新都政ができて、『東京大空襲戦災史』をまとめることができたと紹介。「戦後、無数の平和運動があって、今も地下水のように地中を流れています。はじめは1人でも、声に道理と感動が伴えば、3になり、4になり広がっていく」と語りました。
 革新都政与党(共産党)の都議だった朝倉篤郎さんが「都職員が都民のためにがんばろうと180度変わった。これが革新都政の最大の功績」と強調。本間慎さん(元フェリス女子大学長)、弁護士の宇都宮健児さんがあいさつしました。
 共産党都委員会の田辺良彦書記長は「来春の統一地方選は、安倍内閣の社会保障大改悪や予定される消費税値上げで、暮らしを守る正念場」と訴え。宮本徹衆院議員は、国会での野党共闘の前進を語りました。吉良よし子参院議員のメッセージが紹介されました。

以上2018年7月15日付東京民報より抜粋