防衛省が5月15日に地方自治体あてに説明した文書「CV-22オスプレイについて」

昨日、防衛省が地方自治体への説明。
横田に配備されるCV−22が侵入作戦で空輸する部隊となりうるのは、在韓特殊作戦コマンド(キャンプ・キム)、太平洋特殊作戦コマンド(海兵隊、ハワイ)、第一海軍特殊戦隊(米海軍、グアム)、第一特殊部隊群・第1大隊(米陸軍、沖縄 トリイ通信施設)、第353特殊作戦群(米空軍、沖縄、嘉手納飛行場)と書かれています。

 これを見ても、日本の防衛とはかかわりなく、東アジア・太平洋にある米陸軍、海軍、海兵隊、空軍すべての特殊作戦部隊を地球的規模で空輸していくことは明らかです。

 そして、「米軍特殊作戦部隊は、・・・対テロ作戦等おこないます」とも明記されております。横田が中東でのアメリカの対テロ戦争遂行の拠点となっていくことになります。

 安全性については、〝MV−22オスプレイの配備の際に、2012年の8月、9月にMV-22の安全性は十分に確認した。CV−22はMV−22と基本構造及び基本性能は同じ。そしてCV–22はMV-22に関する合意など守る。総合的に勘案してCV-22の運用の安全性は、MV-22と同様に十分に確保される〟としています。
 
 私は昨日の外務委員会でオスプレイ配備問題を取り上げた際、時間の半分をつかって、この安全性の言い分のおかしさをただしました。

 防衛省がMV-22の安全性を十分に確認したとする一連の文書の中に、「MV-22オスプレイの事故率について」というものがありますが、この中では、CV−22オスプレイの事故率について「より過酷な条件下での訓練活動によりMV−22よりも高い」と記されています。CV-22はMV22と同様ではないといってきたのは防衛省自身なのです。

 外務委員会では、「この認識が変わったというのなら、いつ、どういう方法で安全性を確認したのか」と、繰り返しただしましたが、「飛行時間が伸びれば事故率が低減する見込み」と推察を語るばかりで、2012年の9月以降に、新たにCV-22について安全性を確認することは何もやっていないことが明らかになりました。

 MV-22を沖縄に配備するときには、過酷な訓練で事故率の高いCV-22より安全と協調しながら、CV-22を配備するときは、CV-22はMV-22と同様に安全という、ご都合主義は許されるものではありません。

 CV−22は4.2万飛行時間で3度の重大事故を引き越していますから、かりに残り5.8万時間無事故でとんでも、重大事故率は3より下がることはありません。事故率が現在のMV-22の2.12よりもはるかに高いという事実は変わりません。そして、長時間飛べば飛ぶほど事故率は低減するものではありません。MV-22の事故率は3年前の1.93から2.12にあがっていることからも明らかです。