新たに1057名を合葬 解放運動無名戦士追悼式であいさつ

 日本の平和と民主主義、国民生活を守るために活動し、亡くなった人を追悼する「第72回解放運動無名戦士合葬追悼会」が18日、東京都港区の青山葬儀所で行われ、全国各地から遺族ら約900人が参加しました。
今回、新たに38歳から106歳までの1057名を合葬。式では一人ひとりの名前が読み上げられ、参加者は故人をしのび黙とうしました。第1回からの合葬者の総数は4万7262人になりました。
主催者を代表し、日本国民救援会の望月憲郎会長が「合葬される方々の遺志を引き継ぎ、安倍政権による憲法破壊の暴走政治に審判を下すときです。たたかいの前進のために力をあわせることを誓います」と述べました。
日本共産党の宮本徹衆院議員は「憲法9条を変えて日本を戦争する国へと改造する安倍首相の野望を許さないたたかいは、国政の最大の争点になっています。合葬される皆さまの遺志を受け継ぎ、前に進んでいきたい」と発言。市民と野党の“本気の共闘”の実現と党躍進に全力を尽くす決意を表明しました。
全国労働組合総連合の長尾ゆり副議長、日本婦人団体連合会の柴田真佐子会長が追悼の辞を述べました。
故鈴木民也さんの妻、和子さんと故則武真一さん(元日本共産党衆院議員)の長男、透さんが遺族を代表してあいさつしました。
式終了後、参加者は青山霊園の解放運動無名戦士墓前で墓前祭を行い、献花しました。

以上2019年3月19日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗写真部提供)