東京・福祉保育労の大会であいさつ

 全国福祉保育労働組合(福祉保育労)の定期大会が14日、「大幅に職員を増やして、人権を守る職場をつくろう」などをスローガンに、東京都内で始まりました。15日まで。
 あいさつした土田昭一委員長は、第4次安倍再改造内閣について「社会保障や民主主義を敵視して軍事大国化に突き進む安倍政権の本質がますます明らかになっている」と述べました。平和や民主主義を破壊する流れに対抗するために、「福祉労働者が日々の労働や組合活動を通して実態を告発し、基本的人権や個人の尊厳に基づく福祉を発展させることが不可欠だ」と強調しました。
 春闘で3年間取り組んできたストライキを含む全国いっせい行動について、「福祉労働者の処遇改善が必要との声を社会的に広げたことは確信になっている」と述べ、さらに組織を大きくしてたたかいを進めようと呼びかけました。
 運動方針案は、各地の最低生計調査を踏まえて全国一律最賃制と時給1500円をめざすと強調。職員を大幅に増やし、労働法令を順守させる▽産別運動を強化し、福祉労働者と利用者・家族の人権を守る▽平和と民主主義を守り、安倍政権の早期退陣、改憲発議を許さないーなどを掲げました。
 日本共産党から宮本徹衆院議員が来賓あいさつしました。

以上2019年9月15日付赤旗日刊紙より抜粋