「安倍政権逃さず打倒」首相官邸前1000人コール 連帯あいさつ

 政治を私物化し、悪法を次々と押し通す安倍政権の退陣を求める行動が4日、首相官邸前で行われ、1000人(主催者発表)が参加しました。総がかり行動実行委員会が呼びかけたもので、「一事が万事 桜を見る会」などが書かれたプラカードを手に、「審議を拒否する与党を許すな」「シュレッダーかけるな」と怒りのコールをしました。
 総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんがあいさつし、「公文書の破棄など、安倍内閣の腐敗は本当にひどい。『首相は逃げ切った』などという発言が与党から出ているが、私たちは逃がさない。安倍政権を打倒するまで声をあげ、たたかい続けよう」と呼びかけました。
 「市民連合」呼びかけ人の広渡清吾さん(東京大学名誉教授)は、「桜を見る会」疑惑は議会制民主主義の危機だと指摘。「この問題を追及しながら、市民と野党による連合政権の展望を国民に示し、安倍政権を終わらせるしかありません」と訴えました。
 日本共産党、立憲民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の国会議員があいさつ。共産党の宮本徹衆院議員は、「疑惑を隠ぺいする政権は辞めてもらうしかない。市民と野党の力で、新しい政治をつくろう」と述べました。

以上2019年12月5日付赤旗日刊紙より抜粋