第22回桜を見る会追及本部ヒアリングに参加 公文書管理法違反を追及

 野党の「桜を見る会」追及本部は14日、合同ヒアリングを行い、招待者名簿についての政府の取り扱い方をただしました。政府が国会に提出した昨年の「桜を見る会」の推薦者名簿の一部で部局名を隠す加工がされていたことをうけ菅義偉官房長官が同日の記者会見で認めたことをめぐって、野党は「国会を冒瀆(ぼうとく)し、国民をだましたことになる」と批判。加工前の資料の提出を要求しました。
 政府の担当者は「極めて不適切な対応だった」としながら、加工前の資料の提出については「準備が整っていない」として合同ヒアリングには提出しませんでした。
 さらに野党は、2013年~17年度分の招待者名簿を公文書管理法に反して行政文書ファイル管理簿などに記載していなかった理由について追及しました。
 政府の担当者は、「桜を見る会」を中止したため、管理簿に記載されなかった11,12年度の対応を「13年度以降も漫然と引き継いでいた」と回答。宮本徹議員は「踏襲」というなら、なぜ「桜を見る会」が実施され、招待者名簿が管理簿に記載されていた10年度を「踏襲」しないのかと指摘し、「『漫然』とではなく、『意識的』に記載してはならないとしていなければ起きない」と批判しました。