2020年1月28日 予算委員会 「桜」招待増は安倍政権の慣行 「幅広く募った」結果 宮本議員追及「事実上の買収」

提出資料① 桜を見る会参加者数と総理大臣等(政治家枠)の推移
提出資料➁ 「桜を見る会」開催要領
提出資料➂ 安倍晋三事務所作成
提出資料➃ 桜を見る会注意点
提出資料⑤ 政府提出資料
提出資料⑥ 『桜を見る会』について(ご連絡)
提出資料⑦ 政府提出資料

 「長年の慣行ではなく、安倍政権7年の慣行だ」―。日本共産党の宮本徹議員は28日の衆院予算委員会で、「桜を見る会」の招待者数が膨れ上がったのは「長年の慣行」「招待基準が曖昧だった」からだと言い訳している安倍首相を批判。首相は同行事の趣旨を逸脱して後援会員をはじめとする参加者を「幅広く募った。募集という認識ではなかった」との支離滅裂な答弁に終始しました。宮本氏は、事実上の買収(公職選挙法違反)に当たると追及しました。
 宮本氏は、2019年の「桜を見る会」参加者は1万8200人と第2次安倍政権前の約2倍になり、「総理大臣等」による招待者は全体の半数以上で記録のある05年(小泉純一郎内閣)の3倍超になっていると指摘。安倍首相の地元事務所の参加申込書には、家族や知人・友人を誘う場合は用紙を「コピーしてご利用ください」と記してあり、「安倍首相の後援会員が紹介者になれば、知人・友人がどんどん参加できるようになっていた」と述べました。
 その上で、麻生太郎財務相に対し、「首相在任当時、地元事務所がこういう形で参加者を『幅広く募る』ことをしていたか」と質問。麻生氏は「ありません」と明言しました。
 宮本氏は、「幅広く募ったのは安倍政権になってからだ。『長年』ではなく、安倍政権7年の慣行だったということだ」と強調しました。
 さらに、各界で功績・功労のあった人を招くのが「桜を見る会」の趣旨なのに、安倍事務所の申込書にも、内閣府の招待者名簿にも「功績・功労」を書く欄がないと指摘。内閣府から招待状が発送されるのは3月なのに、安倍事務所から参加者への案内状は「2月吉日」付で出されていると告発し、「安倍事務所に申し込んだ時点で参加が確定している。首相は『最終的に内閣官房と内閣府がとりまとめている』と言うが、事実上ノーチェックだ」と批判しました。
 安倍首相は、「事務所の担当者によれば、推薦すれば招待されるだろうという安易な臆測の下、作業を進めた。(案内状は)不適切な表現で問題があった」と釈明。内閣官房の大西証史内閣審議官は、「功績・功労」の有無をチェックしなかったことを事実上、認めました。
 宮本氏は、「しんぶん赤旗」日曜版の取材に「招待されたのは、選挙活動に携わって頑張ったね、という功労だと思う」と話した参加者の事例を挙げ、「招かれた側は、事実上の買収だったとの認識の人もいる」と強調。「国の行事を私物化し、税金で地元の後援会員や有権者を接待したということであり、事実上、公選法違反の買収行為だ。総理大臣を続ける資格はない」と厳しく指摘しました。

 28日の衆院予算委員会で、首相主催の公的行事「桜を見る会」の私物化問題をただした日本共産党の宮本徹議員。第一委員室には委員ではない野党議員も多く詰めかけ、質問に声援や拍手が上がりました。一方、安倍晋三首相がいらだった表情を見せる場面もありました。
 会の招待者が第2次安倍政権以降、それまでの1万人程度から1万8千人に増えたことを指摘した宮本議員。麻生太郎財務相に、「麻生政権時代、地元事務所が参加者を幅広く募っていたか」と尋ねました。
 麻生氏が一字ずつ区切りながら「あ・り・ま・せ・ん」と答えると、野党の委員らから「おー」「重要答弁だ」と声が上がりました。ざわつく雰囲気に、棚橋泰文委員長(自民党)が「静粛に」と大声を重ねます。宮本氏は「幅広く募ることは、安倍さんが始めた。安倍政権の7年の慣行ということだ」と切り返しました。
 安倍首相は腕や足を組み直したり、閉じた両目に指をあてて顔をしかめたり。眉や鼻を何度も触る様子もみられました。
 首相らが質問に明確に答えずに決まり文句を繰り返し、野党議員らから抗議の声を浴びる場面も何度もありました。
 宮本議員は、首相は従来の参加者人数規模を守る責任があったのでは、と指摘。菅義偉官房長官は「回数を重ねるにつれて(参加者が)多くなっている。そのことを反省する」。答えのない答弁に、野党議員は「イエスかノーかだ」と迫ります。
 首相も同様。有権者の買収にあたるのではないか、と尋ねた宮本議員に「長年の慣行の中で…」と従来と同じ答弁を始めます。すかさず野党席から「(安倍政権の)7年間の慣行でしょ」と声が上がりました。
 意味不明の答弁も飛び出しました。宮本議員が首相に「地元事務所が参加者を幅広く募集していることをいつから知っていたか」と聞くと、首相は言いよどんだ末に「幅広く募っているという認識だ。募集しているという認識ではない」。
 『広辞苑』(第7版)は「募る」を「広く求め集める。募集する」と解説しています。
 宮本氏が「『募る』と『募集』は同じだ」と指摘すると「それはですね、つまり、事務所が今までの経緯の中でふさわしい方々に声をかけている」などと述べ、やりとりはかみ合いませんでした。
 宮本氏が、首相事務所が行事の趣旨を逸脱して後援会を接待したことを「買収だ」と批判し、野党議員の拍手を浴びた直後。首相は突然、参加人数が増えたことの釈明を始めます。早口で「(増えた)8千人すべてが私の地元の後援者のような言い方だが、それは間違いだ。はっきり言っておきたい」と声のトーンを上げました。
 その一方、参加者が増えたことについては「推薦者名簿が破棄された」としてたびたび説明を拒みました。

以上2020年1月29日付赤旗日刊紙より抜粋

≪第201回2020年1月28日衆院予算委員会第3号 議事録≫

○宮本委員 日本共産党の宮本徹です。きょうは、桜を見る会を安倍総理が私物化した問題について質問いたします。私は、この問題、五月九日から追及してまいりました。一番初め、安倍政権になって何で参加者が急増したのかと資料要求したことからこの問題は始まりました。桜を見る会の参加者は、ずっと一万人前後だったわけであります。ところが、安倍政権になってから急増して、二〇一九年は一万八千二百人、ほぼ倍増いたしました。なぜふえたのか。政府がずっと隠し続けてきた招待者の内訳の資料が先週やっと出てまいりました。この赤いところですけれども、総理大臣等の推薦、いわゆる政治家枠は、二〇一九年は八千八百九十四人。これだけでも鳩山内閣の総参加者数を上回っております。小泉内閣のときのものを私は国立公文書館で確認しましたが、二千七百四十四人ですから、このときと比べれば三倍以上に総理大臣等の推薦、政治家枠がふえているわけですね。ですから、ここがふえて参加が膨らんだということがもうはっきりいたしました。それで、支出も、安倍政権の間に倍増し、五千五百十八万円、昨年はかかっております。七年間の予算超過額の合計、足しましたら、一億七千三百三十四万円にもなります。国民からは、どれだけ苦労して税金を納めているのか知っているのかと怒りの声が上がっております。まず、総理に初めに確認したいと思います。開催要領が桜を見る会については毎年の閣議で配付され、報告されております。これは総理も覚えていらっしゃいますよね。
○安倍内閣総理大臣 正直申し上げまして、詳細な内容や日付は記憶はしておりませんが、桜を見る会の開催要領については、毎年の閣議で配付され、報告がなされていることは承知をしております。
○宮本委員 この開催要領にははっきり書いていますが、一万人規模ということで招待規模は書いてあるんです。これは毎年同じですよ。実際、先ほどのパネルを見ていただければわかりますけれども、第二次安倍政権以前は、どの政権も一万人前後、麻生さんのときも含めて守っていらっしゃいます。各省庁に枠を配分していたと。ちょっと確認したいんですけれども、安倍政権以前は、一万人程度になるように、総理官邸、与党に対しても枠の目安というのを示していたんじゃないですか。
○大西政府参考人 お答え申し上げます。安倍政権以前には、全体の招待者が一万人程度になるように官邸、与党に招待の目安を示していたのではないかというお問いかけでございます。内閣総務官室から官邸の総理、副総理、官房長官、副長官の方に、また与党の方に推薦をお願いをしておったところでございますけれども、安倍政権以前の担当者、当時の担当者から聞き取りを行いましたが、そういう枠につきましては記憶がない、よくわからないということでございました。いずれにしましても、現在、御指摘のような、数をあらかじめ割り当ててお願いをするような枠という考え方はとっていないものでございます。
○宮本委員 今は枠はない、過去はわからないという話なんですね。ですけれども、目安も示さずに一万人前後におさまるはずがないじゃないですか。ずっと目安を示してきたはずですよ。それを、都合が悪いから、よくわからないと。まあ、都合が悪いところは、皆さん、すぐ忘れてもらうことにしてもらっているようですけれども。ところが、安倍政権になってから、これはどんどんどんどんふえました。総理、総理も開催要領にある一万人規模を守る責任があったんじゃないですか。
○菅国務大臣 政府として、私どもも、過去の積み上げの上で開催をさせていただく中で、回数がふえるにつれてふえてきている、このことについては反省をいたしております。
○宮本委員 ですから、この一万人を守る責任が総理にあったんじゃないですかということを聞いているんです。
○安倍内閣総理大臣 ただいま官房長官が答弁をさせていただいたように、昭和二十七年当時から開催されてきたところでございますが、基準も曖昧な中において、また、年数を重ねる中において、人数がふえてきたことについては反省をしているところでございます。
○宮本委員 いや、私は、総理もこの一万人を守る必要があるんじゃなかったのかと聞いているわけです。開催要領は、これは官房長官の決裁で出されているものですよ。私、きのう出た資料を見ましたけれども、官房長の決裁でやっているわけですよ。それを守る必要があったのかなかったのかと聞かれて、答えもしない。そういう無責任な姿勢だから、どんどんどんどんふえたということなんじゃないですか。
○菅国務大臣 先ほど申し上げましたけれども、政権が回を重ねるにつれて、開催をする中で、積み上がった中でふえていったということであり、このことについては、招待の基準、そうしたことも曖昧であったとか、あるいは招待の途中の透明性、さらに予算、そうしたものについて、もう一度原点に立ち返って見直しをさせていただこう、このように思っております。
○宮本委員 招待基準が曖昧だったからふえたわけじゃないんですよ。安倍政権以前も招待基準は同じだったんですよ。開催要領を無視したからふえたんじゃないですか。それで、開催要領を守る責任があるというふうに私が聞いても、責任があるということも答えない。そういう無責任な姿勢がこの膨張を招いたんだということを言っておきたいと思います。パネルの三枚目をちょっと見ていただきたいと思いますが、安倍事務所の桜を見る会の申込書であります。桜を見る会は各界功績、功労ある方々を招くものですが、功績、功労を書く欄はどこにもありません。紹介者欄があって、そして、参加される方が御家族、知人、友人の場合は別途用紙でお申し込みください、コピーして御利用くださいとあります。つまり、安倍後援会の方が紹介者になれば、友人、知人をどんどん参加して、募れるようにした。これは安倍事務所がやったことであります。ちなみに、午前中の答弁では、二〇一三年からこういうやり方を安倍事務所はやっていたということです。きょうはお隣に麻生さんが座っていらっしゃいますので、麻生大臣にもお伺いしたいんですが、麻生大臣が総理だったときには、地元事務所がこういう形で桜を見る会の参加者を幅広く募る、こういうことをやられていたんですか。
○麻生国務大臣 地元の事務所が地元の人を呼んでいたかという御質問ですか。(宮本委員「幅広く募っていたかということですね、募る」と呼ぶ)だから、同じことです。地元の事務所がその種のことをやっていたかという御質問ですか。(宮本委員「そうです」と呼ぶ)ありません。
○宮本委員 済みません、よく聞こえませんでした。
○棚橋委員長 麻生大臣、再度お願いいたします。
○麻生国務大臣 ありません。
○宮本委員 よくわかりました。麻生大臣のときは、地元事務所が募るということはやっていなかった。つまり、やはり一万人を守るためにはこれぐらいの水準で政治家も与党も総理も推薦しようということをみんな守ってきたということじゃないですか。安倍さんになってから、安倍総理になってから、幅広く募るということを始めたということなんじゃないですか。
○菅国務大臣 先ほど来申し上げていますけれども、回数が重なるにつれて多くなってきている、そのことを反省をして、ことしは取りやめをさせていただいて、もう一度原点に立ち返って対応しようということであります。(発言する者あり)
○棚橋委員長 御静粛にお願いいたします。
○宮本委員 募るというのは安倍政権からやったことなんですよ。招待基準は曖昧ではないですよ。各界の功績、功労を招くと。招待規模も曖昧じゃないですよ。一万人と。そして、幅広く募るというのは長年の慣行じゃないということもわかりましたよ。安倍さんが始めた、安倍政権の七年の慣行だったということじゃありませんか。これまでは、総理枠や与党枠、確かにありましたよ。後援会員の方が呼ばれる方もいたかもわかりませんけれども、それはそれぞれの責任で呼んでいたわけですよ。推薦していたわけですよ。ところが、安倍事務所だけは、各界の功績、功労に関係なく幅広く募ると、コピーをどんどんどんどんしてやったということであります。午前からも答弁を聞いていましたら、いつも総理は、この問題で答弁するときに、内閣官房からの依頼でやっているんだというお話をするんですけれども、ちょっと確認したいんですけれども、内閣官房からの依頼の際に、幅広く募ってくださいという依頼というのは来ているんですか。
○安倍内閣総理大臣 基本的に、できるだけ、この幅広くというのは偏りがないようにということでございまして、いわば、一定のさまざまな分野で活動されておられる方ということも含めて、事務所によれば、過去の資料が残っておらず詳細不明でありますが、第二次政権発足後、桜を見る会の推薦作業を行う過程において、幅広く参加希望者を募る観点からこのような文書を使ってきたのではないかということでございました。
○宮本委員 幅広くは偏らずだと。まあ、安倍さんの後援会ばかりに偏っているわけですけれども。募ってほしい、幅広く募ってほしいと。偏らずに推薦してほしいというのはあるかもわからないですけれども、幅広く募ってください、こういう依頼は内閣官房からあるはずがないと思うんですが、そういう依頼の文書をぜひ出していただきたいと思うんですよ、あるんだったら。
○大西政府参考人 お答え申し上げます。桜を見る会は、昭和二十七年以来、総理の主催する会合として、各界功績、功労のあった方々と親しく懇談をし、労を癒やさせていただくという会合でございます。そうした会合の趣旨を、担当者から官邸の総理、副総理、官房長官、副長官、また与党自民党、現在ですと自民党、公明党の方にお伝えをして、推薦を上げてお願いをしているところでございます。
○宮本委員 文書で推薦依頼をしたと思うんですけれども、その際に、幅広く募ってほしいという文言は入っているんでしょうか。
○大西政府参考人 お答え申し上げます。依頼の文書自体は今もう残っておりませんけれども、会合の趣旨を窓口の方々にお伝えをしているところでございます。その中に文言としてそのまま幅広くということがあったかどうかにつきましては、ちょっとわかりません。
○宮本委員 わかりませんと。幅広く募ってほしいなんて書いてあるはずないじゃないですか。私たちが確認しているものは、同じ人が続けて来ないようにしてくださいという注意書きはあっても、幅広く募ってほしいなんてどこにも書いてないですよ。私、この文書がないというのも信じられない話なんですよね。毎年毎年同じ行事をやって、毎年毎年与党に対しても官邸の皆さんに対しても出しているのに、なぜこれがなくなっちゃうんですか。同じ文言で毎年出しているはずですよ。あり得ないじゃないですか。
○大西政府参考人 お答え申し上げます。内閣総務官室の推薦者名簿を取りまとめるに当たりまして、今申し上げましたような推薦依頼をお願いをしているところでございますけれども、そうした文書につきましては、定型的、日常的な業務連絡に該当する文書としまして、保存期間を一年未満としているところでございます。桜を見る会終了次第速やかに名簿を廃棄しているところでございますが……(発言する者あり)
○棚橋委員長 御静粛にお願いします。
○大西政府参考人 同じ、同様の時期にあわせて廃棄をしているところでございます。
○宮本委員 役所は前例主義で仕事を皆さんやっているわけですよ。同じような文言で毎年同じような文書が届いているわけですよ。民主党政権のときに届いているものと皆さんが今答弁されている中身と、大体同じなんですよね。それを、毎年毎年、終わったらすぐ捨てるなんていうのはないじゃないですか。やっているはずがないんですよ。隠蔽はやめてください。出してください。それで、委員長にお願いしたいと思うんですけれども、内閣官房から安倍事務所などに対して行った推薦依頼の文書はあるはずですから、探すように、理事会で協議いただきたいと思います。
○棚橋委員長 後刻、理事会で協議をいたします。(拍手)恐縮ですが、御静粛にお願いいたします。
○宮本委員 総理、安倍……(発言する者あり)
○棚橋委員長 質問者が困っていますから、御静粛にお願いします。
○宮本委員 困っていないです。いや、拍手のときにとめる必要はないです。総理、安倍晋三事務所が、功績、功労に関係なく幅広く募った、この点に、桜を見る会の趣旨、桜を見る会の開催要領からの逸脱があった、こういう認識は総理にはあるんでしょうか。
○安倍内閣総理大臣 先ほど来答弁をさせていただいているように、昭和二十七年以来開催をしてきたところでございますが、時を経る上において、また招待基準が曖昧であったことから人数がふえてきたことについては反省しなければならないということは申し上げているとおりでございます。
○宮本委員 だから、自然現象でふえたわけじゃないじゃないですか。麻生さんのときまでやってなかったようなことを総理の事務所はやったからふえたんじゃないですか。後援会員や地元有権者の利益を図る目的で、招待基準を無視して、開催要領の一万人という規模も無視をしてたくさんの人数を参加させて、そして予算の積算額を超える過大な支出を行って国に財産上の損害を与えたと。私、総理がやったことは背任だと思いますよ。違いますか。
○菅国務大臣 そこはルールの中で行っていると思っております。
○宮本委員 開催要領、一万人というのは、菅官房長官が決裁で判こを押してある文書ですよ。このルールは守らなくていいルールだということですか。
○安倍内閣総理大臣 背任ではないかという御指摘でございますが、桜を見る会については、これは長年の慣行の中で行われてきており、招待者の基準が曖昧であった結果として、招待者の数が膨れ上がってしまった実態があると認識をしております。他方、いずれにいたしましても、招待者は、提出された推薦者につき、最終的に内閣官房及び内閣府において取りまとめを行っているところであり、これは今おっしゃっているような背任に当たるものではない、このように考えております。
○宮本委員 内閣府、内閣官房が取りまとめているから背任じゃないと言ったって、予算を超えて、開催要領の人数規模も無視をしてやっているわけですよ。これ、私が背任だと言っているだけじゃないですよ。今、学者の先生方が、総理を背任罪で刑事告発されていますよ。そのこともちゃんと認識して、真摯な答弁をいただきたいというふうに思います。ちょっとお伺いしたいことがありますけれども、総理は、安倍事務所の推薦の過程で、私自身も事務所から相談を受ければ推薦者についての意見を言うこともあった、こう述べていらっしゃいます。安倍事務所が幅広く参加者を募っていることについて、きょうの午前中の答弁では、一々についての相談はない、こういう答弁だったと思いますが、じゃ、幅広く募っている、このやり方について、総理はいつから御存じでしたか。
○安倍内閣総理大臣 幅広く、先ほど申し上げましたように、これはまさに答弁をさせていただいたように、幅広くということをいつから知っていたかということでございますが、これはいわば、内閣官房、内閣府から、幅広く、推薦作業を、推薦を依頼されている中において、幅広く希望者を募るということで行ってきたところでございますが、それについては承知をしていたということでございます。
○宮本委員 内閣府、内閣官房は、先ほど、幅広くなんという文言があったかどうか記憶もありませんと答えているんですよ。そういういいかげんなことは言わないでいただきたいと思うんですよ。だから、午前中は、安倍晋三事務所でこういう申込書でやっていることについて、安倍首相が指示したわけでもない、逐一について相談を受けているわけではない、こういう答弁を小川さんに対してやられておりました。じゃ、申込書を使って、コピーもしてください、こういうやり方で幅広く安倍事務所が募っていることについて、総理はいつから知っていたんですかということを伺っているわけですよ。地元事務所がこういうやり方で募っていることについて、いつから御承知でしたか。
○安倍内閣総理大臣 そうしたやり方というのは、そういう文書ということについては私はつまびらかには承知はしていなかったのでございますが、先ほど来申し上げておりますように、私の事務所が推薦を行う過程で、事務所が推薦するか否かを考えている方々について相談を受けた場合に私自身の意見を伝えたこともありましたし、また、私が把握した各界で活躍されている方々についても推薦するように意見を伝えたこともあった、こういうことでございます。
○宮本委員 この文書は見たことはなかったけれどもということですけれども、幅広く招待しているということ自体は、幅広く募っている、募集をしていると。これは募集しているわけですよね、募集を。推薦しているわけじゃないですよ、募集をしているんですよ、これは。募集しているということについてはいつから御存じだったんですか。
○安倍内閣総理大臣 私は、幅広く募っているという認識でございまして、募集しているという認識ではなかったのであります。(発言する者あり)
○棚橋委員長 まず、御静粛にお願いします。
○宮本委員 私、もう日本語を今まで四十八年間使ってまいりましたけれども、募るというのは募集するというのと同じですよ。募集の募は募るという字なんですよ。総理がさっきから募っている募っていると言っているのは、募集しているということなんですよ。その認識がなく、募っているというお言葉を使っていたんですか。募集の募ですよね、募るは。違いますか。
○安倍内閣総理大臣 それはつまり、事務所が、いわば、今までの経緯の中において、それにふさわしい方々に声をかけている、そこで、それぞれが桜を見る会に参加をするかどうかということについて伺っている、そういう意味において、募るということを申し上げているところでございます。
○宮本委員 いや、ふさわしい方に声をかけているんじゃないですよ。これを見てくださいよ。コピーしてください、知人も友人も誘ってくださいと書いているんですよ。これが募るということなんじゃないんですか、やっていた実態は。だって、総理の今までの答弁、そうですよね。ふさわしい方を始めということで、ふさわしくない人も含めて招いている、招待しているということは、総理、この間、答弁で事実上お認めになっているわけですけれども、実態は、ふさわしい方に声をかけているだけじゃなくて、知人や友人も含めて、総理は、どんどんどんどん誘ってくださいということで総理の地元の事務所はやってきたということじゃないですか。
○安倍内閣総理大臣 いわば、それにふさわしい方ということで募っているというような認識があったわけでございまして、例えば、新聞等に広告を出して、どうぞということではないんだろう、こう思うわけでございます。(発言する者あり)
○棚橋委員長 御静粛にお願いいたします。御静粛に。
○安倍内閣総理大臣 その上で申し上げますが、最終的には内閣官房及び内閣府において取りまとめを行っているところであろう、このように認識をしております。
○宮本委員 いや、友人、知人を募っていけば際限がないと思うんですよね、当然。どんどんコピーして使ってくださいと書いているわけですよ、友人、知人。これについては、ふさわしい人、安倍事務所が例えばふさわしいと思っていた人以外にまで声がかかるやり方ではないですか。
○安倍内閣総理大臣 いずれにいたしましても、今、文書、名簿は残っておりませんので確認のしようがないところでございますが、いわば、やり方においては、桜を見る会の参加者について募る上においては、参加者、希望者を募る観点からは、先ほど申し上げたような観点から募っているというふうに私は承知をしております。
○宮本委員 ですから、このやり方ではふさわしい人だけに声がかかるというやり方じゃないんです。それぐらい認めてくださいよ。やっていることを見ればわかるじゃないですか。それもまた、名簿を破棄したからわからないということですね。何でも捨てたからわからないということで逃げるというのは、極めて不誠実ですよ。国民の税金の無駄遣いをやっているんですよ、総理は。国民の怒りの声、総理も聞いているでしょう。では、もう一点聞きますけれども、安倍事務所と相談されている際に、招待規模については安倍事務所から、これぐらい招待したい、推薦したいと、この規模については総理に相談があったんですか。
○安倍内閣総理大臣 それについては詳細な説明はございません。また、事務所の方が募る上においてはそれぞれ推薦者等がいるわけでございますから、その段階でチェックはされるもの、このように考えております。
○宮本委員 事前に招待規模の相談はなかったということですけれども、ただ、総理自身は、毎年毎年地元からの参加者がどんどんどんどんふえているということは認識されていましたよね。前夜祭もやられている、そして、桜を見る会の当日には、朝、後援会員の皆さんと写真を撮られているわけですから、人数がどんどんどんどんふえているということは、そのことは認識はありましたよね。
○安倍内閣総理大臣 これは一年に一度でございまして、それがどれぐらい人数がふえているかどうかということについては、私、その一人一人、人数を数えているわけではないわけでございますので、余り私自身はそういう認識はございませんでした。
○宮本委員 認識がないという、それも驚きですけれども、四百人とかというのが八百人ぐらいになっているのに。じゃ、首相動静を見ますと、二〇一四年は八時二十一分から後援会員の皆さんと写真撮影を始められております。二〇一五年以降は七時台、初めは五十分台、さらにその次は七時四十分台ということで、どんどん写真撮影するのが早まっているわけですよ。何でこんなに早く写真撮影するように時間が早まっていったんですか。
○大塚政府参考人 入園の関係でございますので、事務的に承知する範囲でまずお答えをさせていただきます。もともとが、新宿御苑への入園に際しましては、団体等でまとまって来ていただくことが受け付け等の効率の観点から適当である場合には、バスによる入園ですとか、あるいは開場前の、開場時間を早めての入園というのも認めてきているところでございまして、それ自体は何か特定の方に限った対応といったことではございませんということをまず申し述べさせていただきます。
○安倍内閣総理大臣 当時の経緯を確認したところ、二〇一三年と二〇一四年は通常の開門時刻である八時半の直前に到着をしていたところでありますが、既にかなりの人数の方々が入場されている状態であったため、これは私のいわば後援者だけではなくて、その段階において、八時半の段階で、二〇一三年は三千百五十名の方々が既に来られていて、そして二〇一四年は四千五百九十一名でございました。例えば、米軍の関係者等は相当の人数の方々が開門前に来られているわけでございまして、多くの方々が写真撮影も希望をされているという事実もあるわけでございます。そこで、二〇一五年には七時五十七分に行ったところでございますが、前の年よりは少なかったんですが、四千百十名の方々が開園前に来られておられました。その次の年は四千八百六十八名の方々が開園前に来られている、こういうことでございましたので、平成三十年にも五千人の方々が開園前に、八時半の前に来られているということもあったというふうに聞いているところでございまして、招待者の方々との交流の時間を少しでも長くとりたいという思いから、二〇一五年以降は七時台後半に到着をし、参加者との写真撮影や握手に応じるようにしたものでございます。
○宮本委員 招待者との交流というふうにおっしゃいますけれども、さっき米軍関係者とかなんとかと言いましたけれども、別に、米軍関係者の皆さんとの交流のために早く行っているわけじゃないでしょう。首相動静を見たら、いつもまずやっているのは地元後援会の皆さんとの写真撮影ということで毎年書いてありますよ。これは安倍事務所が作成した、桜を見る会の注意点ですね。皆さん七時に昨年でいえばホテルの玄関に集合して、開門前にバスを連ねて入園していっているわけですよ。ちなみに、私も総理から招待状をいつもいただいていますので、私のところに来たのは何時と書いてあるかといいますと、開門及び受け付け開始は午前八時半です、総理大臣は午前九時ごろに来園の予定です、これが私のところに来た。多分、一般的な案内だと思うんですよね。だからどう書いてあるかというと、入園に際しては手荷物検査を行うため相当混雑が予想されますと書いています。ところが、この混雑を避けて、そして門があくことが知らされている人たちがいるわけですよね。安倍後援会の人たちですよ。早々と入園をして何をやっているのか。まず、受け付けもすごいんですね、車内にて招待者バッジを渡します、バス車内にて受け付けいたします、記念品をお渡ししますと。全部、バス車内で手続が終わる。そして、その後、安倍夫妻と記念撮影を一号車から撮影しますということで、後援会行事をやられているわけですよね。総理、この後援会員の皆さんがどんどんどんどんふえたから、早く総理も到着されるというふうになったわけでしょう。この写真撮影に行ったり来たりして、総理が右へ行ったり左へ行ったりして写真撮影するということになっていますけれども、このために、後援会員の皆さんと交流するために早く行かれるということになったんでしょう。違いますか。
○安倍内閣総理大臣 内閣府によれば、新宿御苑への入園に際し、団体等でまとまって来ていただくことが受け付け等の効率化の観点から適当である場合には、私の後援会関係者も含めて、バスによる入園を認めるケースがあったとのことであります。その場合には、事前に団体側に対して、参加者の手荷物を最小限にし、危険物の持込みは一切認められない旨指導するなど、必要な対応をお願いすることで手荷物検査を免除する場合があったとのことであります。また、開園時間については、会場周辺の混雑状況により、内閣府の判断で予定より早い時間にしていたとのことでありますが、約一万八千人の来場者がある中では、早く来た方がいれば、混雑を避けるために早目に開門することというのは、これはある意味当然の対応ではないか、こう思うところでございまして、例えば、先ほど申し上げましたように、二〇一六年には四千八百六十八名の方が八時から八時半の間に来られています。また、平成三十年には五千百十七名の方が、そして平成三十一年には五千九百名の方々が、これは八時から八時半の間に入園をされているわけでございますので、当然、私の後援会関係者の方々は八百人程度でございますから、それをはるかに上回る方々が入園をされている、こういうことでございます。
○宮本委員 いや、最近は八時から八時半じゃなくて、七時半から八時の間に総理の後援会の皆さんは入られて、七時台から総理は写真撮影されているんですよ。はるかに早い時間帯から、はっきり言って、門の警備体制だって、それに合わせて早くしてやっているわけですよ。大体、いち早く参加するとメリットがあるというふうに聞きましたよ。会場のメーンの場所をいち早く確保して、芸能人らを間近で見れる、飲食ブースにもいち早く行ける。飲食の提供の開始時間は八時半ですけれども、後から行った方は、行ったら食べ物が余りなかった、こういう証言だって出ているわけですよ。安倍後援会の皆さんを特別扱いして、普通の人には、私のところもそうですけれども、八時半開門ですと案内しながら、そうじゃないやり方をやっていたということじゃありませんか。特別扱いして便宜を図ったということじゃありませんか。それで、パネルの五を見ていただきたいというふうに思います。これです。きのう内閣府から提出された資料です。「桜を見る会における総理行程(案)」、昨年九月三十日から私は出してほしいとずっと言ってきて、なぜか、四カ月たって出てきたら真っ黒だったということです。首相の動静というのは新聞でも克明に、後援会員と何時から写真撮影しましただとか書かれているのに、これは真っ黒なんですよ。これはなぜ真っ黒なんですかね。
○大塚政府参考人 お答えをいたします。まさしく、これだけ大規模な行事の中での総理の具体的なその動線、個々の時間帯でどこにいらっしゃるか、どこにどう御移動されるかというのは、これは、警備を伴ったセキュリティーの問題が常について回りますので、そういう意味で全体を、今委員お示しのとおり、黒塗りとさせていただいたところでございます。
○宮本委員 いや、これはもう既に終わっているわけですよね。過去のものなんですよ。これからだったら警備にかかわりあるかもわかりませんよ。過去のもので、メディアにも報じられている総理の動きが真っ黒で出てくるわけですよね。これ、一番初めの上の方に、安倍後援会との撮影、こういうことが書かれているんじゃないですか。政府の公的行事を総理が私物化した証拠がここに書かれているんじゃないですか。だから真っ黒になっているんじゃないですか。違いますか。
○大塚政府参考人 まず、委員、その前半の、過去のものだからもう公表して差し支えないんではないかということでございますが、これはまさしく、過去のものであっても、それが公表されれば具体的なその警備のやり方なりが今後のその行事等の中で類推されますので、それは過去のものであろうと、やはりお示しをできないということでございます。それから、一連のその総理の行動予定につきましては、それはいかなる性格のものだろうと、全体的に総理がその滞在中にどう園内を動かれるか、これは押しなべてセキュリティーに関することだと思っております。
○宮本委員 あのですね、本当に今後の警備にかかわるところがあったら、そこだけ黒く塗ればいいじゃないですか。それ以外のところまで真っ黒にしている。全部隠さなきゃいけないというか、どうしても隠さなきゃいけないところがあったから真っ黒にしたんじゃないですか。結局、総理にかかわるものは名簿も出てこない。名簿を廃棄したログも、何か、国家機密だか何だとかというとても理解できない説明で出てこない。そして、出てくる資料は真っ黒。全部隠蔽じゃないですか。ちょっと次に質問させていただきますけれども、安倍昭恵夫人の問題についてもお伺いしたいと思います。午前の答弁では、総理が昭恵夫人からの意見を聞いて事務所に推薦したということでございましたが、総理は一体、安倍昭恵さんから何人推薦してほしいということで人数を聞いたんでしょうか。
○安倍内閣総理大臣 先ほど宮本委員の指摘の中で、平成三十一年は五千九百人の方が来られているんですが、例えば八時から八時半の間ではないかという御指摘もあったんですが、その間にも千八百名来ておられますから、私の後援者の数よりもはるかに多い方が既にそのときにはもう入園をされているということでございまして、委員の御指摘は当たらない、このように思います。そこで、ただいまの御質問でございますが、私の事務所において幅広く参加希望者を募る過程で、私自身も事務所からの相談を受ければ推薦者についての意見を言うこともありましたが、その際、各界で活躍されている人を幅広く把握する観点から妻の意見を聞くこともあったところでありまして、これは午前中の質疑の中において既に答弁をしているところでございますが、妻の意見を参考として、事務所の担当者に私の意見を伝えたところでございます。事務所において既に推薦の記録が残っていないことから具体的な数等は明らかではございませんが、幾つかの団体や関係者や個人について、妻から意見を聞き、私から事務所に伝達したこともあったと記憶をしているところでございます。以上です。
○宮本委員 いや、私は質問通告で、記録が残っていないだろうと思いましたので、安倍昭恵さんに確認をしてくれというふうに通告をしたはずです。安倍昭恵さんから総理に、何人推薦してほしいということであったんでしょうか。
○安倍内閣総理大臣 確認した結果のお答えを今させていただいたところでございます。
○宮本委員 確認しても人数はわからないというふうに安倍昭恵さんはおっしゃったということですか。
○安倍内閣総理大臣 今申し上げましたように、意見を参考として、そして私が事務所に伝えているところでございまして、そして、既に記録が残っておりませんので、具体的な人数について、本人もつまびらかではないということでございますから、今お答えをしたとおりでございます。
○宮本委員 数え切れないほどたくさん呼んだんですかね。私どもの新聞の記者が、赤旗の記者が一日ざっと調べただけでも百四十三人なんですね。ネット上で確認できたと。名誉会長を務めたスキーイベントの方々、毎年約二十人で参加、名誉顧問だった岡山県の農業集団、これも十数人で参加、女性酒づくりの仲間、Lady SAKE Projectの関係者十人、安倍昭恵さんがつくったマラソンチーム、「TEAM A」十一人、校長を務めるUZUの学校の講師、関係者十七人、昭恵氏が企画、設立した複合施設のUZUハウスプロジェクトメンバー七人、名誉顧問だった女性農業団体関係者十人、昭恵氏が率いる手話ダンスUZUなどなどなど、まだ読んでいたら時間がなくなっちゃいますから読みませんけれども……(発言する者あり)まあ森友学園は、ここは私たちの調査ではわかりませんでしたけれども、物すごい数の方を呼んでいらっしゃるわけですよ。しかも、五年連続とか呼ばれている方々もいらっしゃるわけですね、毎年毎年。二十人ぐらいの団体のところも毎年毎年呼ばれている。名刺を交換したらその年から毎年招待状が届くようになったという証言も幾つもあるわけですよね。そうすると、毎年届くんだから、当然昭恵さんはリストを持っていなきゃおかしいんですよ。先ほどのように、覚えていないというのはおかしいじゃないですか。
○安倍内閣総理大臣 それは先ほど答弁したとおりでございます。
○宮本委員 毎年毎年同じような人に送っているのに、リストもない、記憶もない。何か安倍政権の隠蔽が奥様にまでうつっちゃっているんじゃないですか。もう一つ確認したいんですけれども、政府は、連続して毎年同じ方が呼ばれることは避けていただきたい、これを安倍事務所にも、そして与党にも、みんなお願いしているということでございます。この政府の要請に対して、総理や安倍昭恵さんはどう対応されたんですか。毎年毎年同じ人が参加している、これが確認されるわけですけれども、無視したということですか。
○安倍内閣総理大臣 同一人が連続して招待を受けることがないように配慮することについては、私の事務所も承知をしていたとのことでございますが、実際の推薦の状況については、推薦名簿を既に廃棄をしており、定かではないということでございます。
○宮本委員 いや、名簿を廃棄していても、今はネット社会なので、ことしも行きました、ことしも行きましたということで、毎年参加している記録が残っている方がたくさんいます。そして、毎年招待状が来ている方がたくさんいらっしゃいます。事務所の方は、連続して同じ人が来ないようにということは承知していた。ところが、毎年毎年、招待状を安倍昭恵さんの関係者のところへは送っていた。それは、総理を先頭に、政府が要請したルールを無視したということじゃないですか。夫婦そろって公的行事を私物化したということじゃないですか。
○安倍内閣総理大臣 なるべく同一人が連続して招待を受けることがないようにということではございますが、もちろん、そうした中では、他の団体等においても同じ人物が団体の長である場合は重複することもあったわけでございますし、私が推薦した中においても重複した方があったかもしれない、こういうことでございますが、基本的には、招待を受けることがないように配慮しなければならないということだと思います。
○宮本委員 その配慮しなければならないことを配慮せずに、毎年毎年、毎年毎年同じ人に、総理枠で、安倍昭恵さんの推薦で、総理も意見を伝えてやっていたということなんですよ。悪かったと言うぐらい、反省ぐらい表明されたらどうですか。
○安倍内閣総理大臣 既に名簿が存在しないことから、確たることは申し上げることができないということでございます。
○宮本委員 さっきも言っていますけれども、名簿が存在しなくても、皆さんが招待されたということで公表されているんですよ。その事実を見れば、やっていたことは明らかじゃないですか。名簿は破棄したということだけで隠蔽できる時代は終わったんですよ。今はインターネットで真実がかなり明らかになる時代ですから、そういう答弁でごまかさないでいただきたいと思います。残り時間が少なくなってまいりました。公職選挙法との関係でお伺いしたいと思います。事前であれ事後であれ、公職選挙法では、投票した選挙運動者に報酬の目的をもって利益供与すれば買収罪となります。秘書や親族による買収でも、悪質な場合は連座制が政治家には適用されます。昭恵夫人との関係がある方で桜を見る会に招待された方が、赤旗編集部の取材にこう述べております。招待されたのは選挙活動に従事して頑張ったねという功労だったと思うと。招かれた側は、事実上の買収だったという認識を示されている方もいらっしゃるわけですよね。総理、各界の功績、功労ある方々を招くという趣旨を無視して、安倍陣営の選挙で功績、功労のあった後援会員や地元有権者を招待し税金で飲食を提供することは、税金を使った利益供与であって、これは事実上の買収行為に当たるんじゃないですか。
○安倍内閣総理大臣 今までも何回か御質問を受けた同じ点でございますが、桜を見る会については、長年の慣行の中で行われてきており、招待者の基準が曖昧であった結果として、招待者の数が膨れ上がってしまった実態があると認識しております。(発言する者あり)
○棚橋委員長 傍聴議員はお静かにお願いします。
○安倍内閣総理大臣 他方、いずれにいたしましても、招待者は、提出された推薦者につき、最終的に内閣官房及び内閣府において取りまとめを行っているところでありまして、公職選挙法に抵触するとの御指摘は当たらないと考えております。
○宮本委員 最終的な取りまとめは内閣官房、内閣府というふうにおっしゃいますけれども、安倍事務所が推薦すれば自動的に招待状は届くわけですよね。申込書、先ほどありましたけれども、「後日郵送で内閣府より招待状が届きます」と書いているわけです。申し込んだら内閣府から、申込書で、行きますよと初めから言っているわけですよね。それで、さらにもう一つ、パネルの六枚目を見ていただきたいと思うんですけれども、安倍事務所に桜を見る会を申し込んだ方々には、安倍事務所は、桜を見る会についての御連絡というのを届けています。これは、このたびは総理主催、桜を見る会への御参加ありがとうございますと書いているんですね。日付は二月吉日と書いてあるんですよ。桜を見る会の招待状が発送されるのは三月の上旬、中旬なんですよね。桜を見る会の招待状が内閣府から届く前に、安倍事務所は、「この度は、総理主催「桜を見る会」へのご参加を賜わり、ありがとうございます。」と書いているんですよ。これは皆さん、内閣府が取りまとめる前に、安倍事務所に申し込んだら参加が確定しているじゃないですか。内閣府、内閣官房が最終的に取りまとめていると言いますが、事実上のノーチェックじゃないですか。
○大西政府参考人 お答え申し上げます。前段というところになるかと思いますけれども、安倍事務所からの御推薦であれば全てそのままノーチェックで通るのかという御下問でございますけれども、担当者に確認をいたしましたところ、実際に、安倍事務所から御推薦をいただいても結果として招待されなかった例もあるとのことでございます。ただし……(発言する者あり)
○棚橋委員長 お静かにお願いいたします。
○大西政府参考人 恐れ入ります。具体的に、推薦から外した方が……(発言する者あり)
○棚橋委員長 答弁が聞こえなくなりますから、お静かに。
○大西政府参考人 どういう方であったかといった詳細につきましては、名簿も廃棄されておりますことから、明らかではございません。
○安倍内閣総理大臣 繰り返しになりますが、桜を見る会の招待者については、提出された推薦者につき、最終的に内閣官房及び内閣府において取りまとめを行っているところであります。他方、私の事務所に確認したところ、当該取りまとめの前に御指摘のような文書を発出していたことは事実でございまして、事務所の担当者によれば、回数を重ねる中で、推薦すれば招待されるだろうとの安易な臆測のもと、作業を進めてしまったとのことでありますが、招待プロセスを無視した不適切な表現であり、問題があったと認識をしております。
○宮本委員 つまり、安倍事務所の皆さんは、やはり、推薦すれば招待されるだろうと臆測を生むぐらい、事実上ノーチェックでやってきたということを認めているような答弁じゃないですか、今。事実上ノーチェックですよ。先ほどの桜を見る会の申込書も、どういう功績、功労があったのか記入する欄はなかったわけですが、これは政府の側ですね、内閣府、内閣官房作成の招待者名簿、きょう、どういうふうに、記入欄というのを持ってきました。記入をするのは、推薦団体、○○党、○○党、名前、平仮名と漢字、そして印刷用の役職名、住所であります。どういう功績、功労があったのかというのを書き込む欄は、政府側の招待者名簿にも、そして安倍事務所の側の申込書にも、記載する欄はどこにもないんですよ。功績、功労があるかどうか、こういうチェックは、事実上ノーチェックだったということなんじゃないですか。
○大西政府参考人 お答え申し上げます。先ほど先生の方からおっしゃっていただきましたように、内閣府の様式とほぼ同様のもので推薦のお願いをしております。氏名、住所、役職を書いていただく欄があるところでございます。一般論で申し上げますと、先ほど実際に担当者に確認しましたところ、推薦いただいても招待されなかった例もあったとのことでございますけれども、一般論で申し上げれば、例えば社会常識に照らして問題があるような場合には、推薦をお断りするようなこともあり得るものでございます。(発言する者あり)
○棚橋委員長 お静かにお願いいたします。
○宮本委員 一般論で言えば、社会常識に照らして問題がある人はチェックをしたという話でありますが、逆に言えば、功績、功労ある方々を招くというのが本来の招待基準ですけれども、功績、功労があるなしではチェックはしなかったということでいいですね。(発言する者あり)
○棚橋委員長 御静粛にお願いいたします。
○大西政府参考人 恐れ入ります。功績、功労という意味で申しますと、それはさまざまな考え方、見方があるところかと思います。各界においてさまざまな功績、功労のあった方々などを御招待するということでございまして、その中には地域で頑張っておられる方々……(発言する者あり)
○棚橋委員長 お静かにお願いいたします。
○大西政府参考人 こういったような方々もその中に入ってこないということはないものというふうに考えております。
○宮本委員 功績、功労を確認する欄はないんですよ。自分には何にも功績、功労はないけれども行ったんだって証言されている方もたくさんいらっしゃいますよ。結局、功績、功労のチェックはしていないというのは、これを見てもはっきりしていますし、さっきの答弁でもはっきりしています。唯一はじいたであろうというのは、社会的に呼んだらまずい人。有名な暴力団員とか、そういう方でも安倍事務所から名前があったんですかね、それはちょっとわからないですけれども。そういうことしかチェックはしていないということであります。そして、逆に言えば、功績、功労に関係なく、事実上のノーチェックだったということも私は言えるというふうに思います。そうすると、公職選挙法違反でないという証明は何一つないということになるんじゃないですか。
○高市国務大臣 公職選挙法を所管しておりますので。公職選挙法の買収罪につきましては、財産上の利益の供与などが、特定の選挙に関して、特定の者の当選を得、また得させる目的などをもって行われるということを要件としております。桜を見る会は、各界において功績、功労のあった方々などを幅広く招待し、日ごろの御労苦を慰労するとともに親しく懇談するという国の行事でございますので、一般論としては、当選を得る目的などを持つとは言えないと考えられると存じます。
○宮本委員 桜を見る会自体は国の行事なんですよ。ところが、その国の行事を使って逸脱が行われているわけですよ。開催要領は一万人。ところが、それを無視してどんどんどんどん、一万八千二百人にまで参加をふやしたと。その参加をふやした中身というのは、幅広く地元の有権者、後援会員を募っていった。そして、誘われた方は、これは選挙で頑張った功労だと思う、こういう証言まであるわけですよ。どう考えたって、これは公選法の事後買収が成立する案件だというふうに私は思いますよ。国の行事を国の行事どおりにやっていれば当たらないでしょう。ところが、国の行事の趣旨を逸脱して総理は税金の私物化を行い、そして、そのことによって地元有権者、後援会員を買収をした、こういうことなんじゃないですか。
○安倍内閣総理大臣 今、宮本委員が、一万人が一万八千人にふえて、まるで全て八千人が私の地元の後援者かのような言い方でございますが、それは間違いです。はっきりと申し上げておきたい、このように思います。ここではやはりちゃんと事実を述べていただきたい、こう思う次第でございます。そこで、申し上げれば、今、既に公職選挙法を所管する総務省の総務大臣からお答えをしたように、公職選挙法の違反には当たらないということだろう、このように考えております。
○宮本委員 今、総務大臣が言ったことに対して私はちゃんと反論させていただきましたよ。国の行事だから当たらないというのが総務大臣の答弁だったわけですけれども。ただ、国の行事が国の行事どおりに行われたら当たらないでしょう。しかし、国の行事であっても、その税金の使われ方の実態が私物化で、そして地元の後援会員の皆さんの接待に使われた、こういうことになると、これは私は、当然、公選法違反の構成要件を満たしていくというふうになると思いますよ。
○高市国務大臣 例えば、買収罪における供応接待ということにつきましても、これがもし犯罪とされるには、投票を得るための報酬又は謝礼の趣旨をもってなされることを要すると解されております。先ほど委員がおっしゃった事例について、それが事実であるのかどうか。それは、私どもは実質的な調査権を持ちませんし、立証していただけるかどうかこれはわかりませんけれども、しかしながら、公選法の買収罪については先ほど申し上げたとおりの要件でございます。あくまでも国の事業でありますから、当選を得る目的などを持つとは言えないと考えております。そして、仮に、もしこれが買収罪に当たるのであれば、民主党政権のときのことを言ったら皆さん怒られますけれども、当時も、各議員に対して、地元の後援者を招待する絶好の機会ですというようなことで、お一人四組というような書類が配付されていたことを私たちも承知をいたしております。多くの国会議員がそれでは買収罪に当たってしまうということになります。そういう内容のものではない、あくまでも国の行事であるということでございます。
○棚橋委員長 宮本徹君、恐縮ですが、時間が来ておりますので、簡潔にお願いいたします。
○宮本委員 幅広く募るということをやってきたのは、初めから議論してきましたけれども、安倍さんになってからなんですよ。安倍総理になってからなんですよ。麻生さんもやっていなかったんです。はっきりと答弁されましたよ。鳩山さんのときだってやっていない。鳩山さんのときは全部で八千八百人しか参加していないわけですよ。菅原経産大臣は公選法違反の疑いで大臣を辞職されました。自分のお金でカニやメロンを配って、香典をばらまいて、公選法違反の疑いということになったわけでございますが……
○棚橋委員長 宮本君、恐縮ですが、時間が来ておりますので、よろしくお願いします。
○宮本委員 しかし、総理の場合は、国民の税金を使って後援会員のサービスを、接待したんですよ。どっちがたちが悪いのか。
○棚橋委員長 宮本君、恐縮ですが、申合せの時間が来ておりますので、速やかに質問を終えてください。
○宮本委員 私は、総理大臣を続ける資格がないということを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○棚橋委員長 これにて宮本君の質疑は終了いたしました。