医療費75歳以上負担増に反対 保団連署名17万人提出集会
75歳以上の高齢者の医療費窓口負担2割化に反対する署名提出集会が28日、全国保険医団体連合会(保団連)の主催で、衆院第2議員会館で行われ、集まった17万人分の署名が提出されました。
オンラインも含め全国30カ所から、約100人が参加しました。
各地からの報告では、クラスター(感染者集団)が発生した病院から100メートル離れている病院で、患者の受診が激減し、経営が圧迫されている事例や、受診抑制が起きている中で、高齢者の医療負担を1割から2割に引き上げれば、健康意識をますます後退させてしまうといった懸念が報告されました。
開会あいさつで、保団連の住江憲勇会長は「コロナ禍で、医療は崩壊にひんしています。地域医療体制の確保のために何ら有効な対策をとらない自公政権の不見解さは、国民に対する愚弄(ぐろう)、蔑視以外の何ものでもありません」と強調。「国民生活が困難に直面している今、国民にさらに困難を強いる高齢者医療窓口負担の2割化は、断じて許せません」と訴えました。
集会には、日本共産党の清水忠史、宮本徹、畑野君枝各衆院議員、武田良介、紙智子両参院議員、立憲民主党、国民民主党などの議員があいさつしました。
以上2021年1月29日付赤旗日刊紙より抜粋