第2回「ワクチン進捗フォローアップチーム」野党合同ヒアリング 高齢者接種完了時期明言せず

 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け優先接種が始まった12日、日本共産党、立憲民主党、国民民主党が立ち上げた「ワクチン接種フォローアップ野党合同チーム」は、国会内で2回目のヒアリングを行い、沖縄県うるま市や、厚生労働省の担当者からワクチン接種の進捗状況などを聞き取りました。
 野党議員は、いつまでに高齢者への接種が完了するのかと質問。厚労省の担当者は、自治体の規模はそれぞれ異なるとし「それぞれの進捗(しんちょく)を把握して支援したい」と述べるにとどまりました。ワクチン接種後の有効期間についても、現時点で確立した知見がないとし「これから明らかになっていく」と述べるだけでした。出席議員からは「無責任だ」との批判の声が上がりました。
 前回(8日)議論になったワクチンを小分け輸送する際の保存温度について、厚労省の担当者は、‶冷蔵でも可能”とした根拠として、ファイザー社の説明書を提示。出席議員は、担当者が示したのは「解凍方法」に関する記述で、「輸送・移送の話ではない」と強調しました。
 日本共産党の宮本徹衆院議員が出席しました。

以上2021年4月13日付赤旗日刊紙より抜粋