第19回ワクチン接種フォローアップ野党合同チームヒアリング 五輪に伴う新規感染者数の予測 デルタ株想定せずか

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党などでつくる「ワクチン接種フォローアップ野党合同チーム」は14日、国会内でヒアリングを行いました。野党議員の質問に対し、厚生労働省の担当者は、五輪開催に伴う東京都内の新規感染者数を予測した三菱総研のシミュレーションがインドで確認されたデルタ株を想定していなかった可能性を否定しませんでした。
 また野党側は、これまでに五輪関係で入国した人の隔離措置の状況について質問。内閣官房の担当者は、4~5月の入国者は2003人、うち隔離0日は1105人、3日は602人、2週間は296人と答えました。
 野党議員は「海外からの五輪関係入国者8万人のうち、0日隔離は何人以下しか認めないという基準はあるのか」と質問。内閣官房の担当者は、原則は入国後2週間宿泊施設で待機するとしているが、大会運営に支障がある場合には条件付きで待機緩和を認めるとして個別に判断すると答えました。
 共産党から宮本徹衆院議員が参加しました。

以上2021年6月16日付赤旗日刊紙より抜粋