子どもの歯科矯正 保険適用拡充 初の請願採択
先の第204通常国会で、子どもの歯科矯正への保険適用の拡充に関する請願が、全会一致で初めて採択されました。
学校歯科検診で疾患として指摘された咬合(こうごう=かみ合わせ)異常(不正咬合)でも、歯科矯正は大半が保険適用外となっているために、経済的理由から受診・治療ができない子どもたちがいます。請願は、「学校保健安全法による検診の場で指摘されたにもかかわらず対応ができないというのは法の趣旨に反する」と指摘し、子どもの歯科矯正に対する保険適用基準を検討し、保険適用基準を検討し、保険適用の拡大を求めています。
制限を出した小尾直子さんは「これまでの努力がついに請願対策に結実しました。スタートラインに立てた今、ここからが本当の挑戦の始まりです。必要な治療が受けられずにいる子どもたちのためにも、国の医療制度を変えるためにがんばります」と述べています。
紹介議員となった日本共産党の宮本徹衆院議員は、「切実な願いに応えようと、与野党で知恵を出しあって採択できました。保険適用基準をかえるためには、これからが大事です」と話しました。
以上2021年6月28日付赤旗日刊紙より抜粋