東京・東村山 共闘がっちり 立民市議、共産招き報告会

 東京都東村山市の立憲民主党、藤田まさみ市議の議会報告会が17日、同市内で開かれ、日本共産党の宮本徹衆院議員が招かれ、国会報告しました。共産党の尾崎あや子都議(北多摩1区)、原紀子都議(北多摩4区)、市議団全員(5人)も参加しました。
 藤田氏は、今回の都議選で野党共闘を妨げる動きが出てきた中で、「がっちり、揺るぎない市民と野党の共闘をつくるため、選挙が終わったら何かやってやろうと今回の取り組みを思いついた」と説明しました。
 藤田氏は、市議会で4月から一人会派が認められなくなり、議会運営が大会派主導で非民主的になっていること、公園条例が改定されて市内約160カ所の公園を全て民間委託されようとしていることなど、議会報告を行いました。
 宮本氏は「藤田氏の共闘への思いに胸を熱くした。私も頑張る」と述べた上で、都議選で共産、立民が伸び、自民が史上2番目の少ない議席となるなか、自民が野党の求めてきた低所得者層への10万円給付を検討する姿勢を見せたことを紹介。「野党共闘が政治を変える本流であることを示した」と強調しました。
 宮本氏は、国会で▽男女、正規非正規間の格差是正を迫り前向き答弁を引き出した▽年金の目減り是正の提案を行い、厚労省も試算を出した▽教育無償化で給付型奨学金の対象拡大を迫ってきた―と報告しました。
 20区市民連合の小野塚洋行事務局長が決意表明しました。
 参加した男性(76)は「共闘を分断しようとする動きもあるが、乗り越えていかなくてはいけない」、71歳の女性は「ビラをみて来た。市民の声を大切にして共闘を進めてほしい」と話しました。
 東村山市では議会ごとに藤田氏、無会派の朝木直子市議、共産党市議団共同で議会報告会を開くなど共闘が発展しています。

以上2021年7月20日付赤旗日刊紙より抜粋