政権交代へ  生活者ネットワーク前東村山市議 大塚恵美子さん

私たちは諦めない

 東京・東村山市民連合(野党共闘を求める東村山市民の会)のみなさんが主催して、東村山駅前と久米川駅前でリレートークがおこなわれました(9月5日)。スピーチ紹介の4回目は、前東村山市議(生活者ネット)の大塚恵美子さんです。

【前東村山市議 大塚恵美子さんのスピーチ】

宮本徹さんに宿題を2つ

 大塚恵美子と申します。私は、2年前まで市議会議員を務めていました。生活者ネットワークの市議会議員でした。いまは、自分のやりたいことに忠実に時間を使っている日々です。きょうは、すごいですね、青空になったじゃないですか。これってやっぱり、あれだよね。自己責任だけを強制してきた差別と排外的な政権が終焉を迎えた、ちょっとお祝いの気分でしょうかね。わかちあいの社会をつくっていく転換の機会にしなければいけないと思って、きょうは宿題を2つ、宮本徹さんにお願いするつもりで駆けつけました。

貧困なくす「公」の仕事の大切さ

 私はいま、いろんな活動をしているんですけれども、1つは反貧困ネットワークという一般社団法人の理事として活動しています。去年の3月以降のコロナ禍において、仕事を失う、住まいも失う、人間の関係性も失う、そういった人がネットカフェにいたり、野宿をしたりしていて、その数が増えてきています。いま、外で暮らしている人に、コロナの感染が広がりつつあります。

 

 反貧困ネットワークやつくろいファンドのような民間がやることには、限界が見えてきています。自助と共助だけでは、もうどうにもならない。やっぱり公の仕事、公務の責任をもっと追求していただきたいと思っています。

入管行政でおきている人権侵害

 いま、もっと深刻なのは外国人の問題だと思います。

 オリンピック・パラリンピックで外国人が身近にはなったとは思うのですけれど、スリランカの女性が入管(入国管理局)の施設で亡くなりました。日常茶飯事に近いことです。そういった人権の侵害、倫理観のない日常が、私たちに見えない部分でどんどん広がっている。

 外国人の問題では、難民の申請がどのくらいあったか、ご存じですか。去年の数字なんですけれど、難民申請は3936件ありました。それって少ないよねって、宮本さん思いません? その前の年より62%も下がっているんです。コロナの影響があるんじゃないかなあと思うんですけど、じゃあ3900人が難民申請をした、だれが認定されるのか。たった47人です。そういった状況のなかで、難民の申請は受け付けられないけれども、「仮放免」として都内で暮らしてもいいといわれても、1~2カ月に1度は入管に出頭しなければいけないんです。さんざっぱら、「国へ帰れ」といわれる。そして、健康保険証はない。働いてはいけないんですよ。生活費の支給などはありません。どうやって生きていけばいいんだって、本当に思います。

弱者への思いが見えない自民党政権

 弱者に対する思いがまったく見えない。そういった状況がずっと、自民党政権のなかでつながってきたんです。やっぱりそれは、変えていかなきゃならない。そこで1つ、具体的に宮本さんにお願いがあります。

 公営住宅があります。東京都だと都営住宅。大阪だと府営住宅。最近、ちょっといい事例が出ました。大阪の事例が最近なので大阪の例をいいます。府営住宅は12万戸あるそうです。空き室は1万2000室。そこを目的外使用というのができるそうです。それを使って、若い女性たちのシェアハウスをつくったそうです。DVとかレイプとかの被害者が寄り添って生きる。1つの部屋に3人くらいで暮らす。それは、公営住宅の目的外使用のすごくいい例だと思います。

 それを宮本さん、外国人の方にも使えないかしら。そのお願いです。だって部屋は空いているんだもん。都営住宅も部屋は空いてますよ。ぜひお願いしたいと思います。

「おかしいだろう」と声を出し続ける

 私は、ジェンダー平等の活動を長くしてきました。いまは、フェミニスト議員連盟とか、クオーター制を推進する会の役員をやっています。共産党さんはすごく感度がよくって、「しんぶん赤旗」の日刊と日曜版にフェミサイドに対する抗議行動を載せてくださった。小田急線の中で女性を刺した事件がありました。事件を知ったときに、これはミソジニーの事件だと思ったんです。ミソジニーというのは、女性嫌悪とか憎悪というものです。若い方たちはフェミサイドという言葉を使っています。

 この事件は許せないと思います。電車にただ乗っていただけですよ、普通に。でも、女だから、幸せそうな顔をしているからって刺されなきゃならないんですか? だれもが安心して暮らせない。実態はそういったところにあります。やっぱり、女が自分より上にいたらイヤなんです。女性は見下す対象、コントロールできる対象じゃなきゃいけない。

 私は、市議会議員1期目のときに、ある人が家を訪ねてきて、「ぶっ殺してやる」といわれました。「お前の家を取り巻いてやる」ともいわれました。政党にも属していない女が議員をやることは許せないんです。私が出したニュースを目の前でビリビリと巻き散らかしました。それと小田急線の車内で起きたことは同じだと思っています。票ハラスメントという議員に対するハラスメントもあります。

 それを防いでいく。私たちは黙っていてはいけない、ということが第一番にあると思います。だから「おかしいだろう」と声に出し続けます。でも、包括的な、DV法も入った、性暴力の禁止法という形で実らせていただきたいと思っています。

 選択的夫婦別姓の問題もあります。女性差別撤廃条約は批准しているけれども選択議定書は批准していません。それがあれば通報できる、調査をかけることができるんですよ。だから女性差別撤廃条約だけではだめで、そこをきちんとやれ、ということです。これは、政権が交代すれば絶対に実る、と私は思っています。

1票の行使から政治を変えていきましょう

 きょうは、大きい2つの宿題を宮本さんに届けに来たので、宮本さんには、絶対にもう一度、きちんと衆議院のお仕事をしていただかなければいけないと思います。「選挙どうしようかなあ」と思っている人がいたら、行かなきゃ変わらないよ、この国は。「おかしいだろう」と思ったら自分の1票の行使から変えていきましょう。諦めない。絶好のチャンスです。宮本さんと、お集りのみなさまと一緒に、活動していきたい大塚恵美子です。