自公に勝つ これしかない 東京20区で共闘に尽力 立憲民主党 藤田まさみ市議
市民と野党の統一候補として日本共産党の宮本徹氏が奮闘した衆院東京20区で、「20区市民と野党の会」の代表を務め、野党共闘に力を尽くしてきた立憲民主党の藤田まさみ東村山市議に話を聞きました。
今回ほど他党に所属する人の選挙にどっぷり入ったのは初めてで、違いを感じながらもそれが新鮮でした。
選挙が始まる前から提案していたのが、小選挙区で勝つためには共産党以外の人たちにも拡げないといけないということ。
共闘に理解を
若い世代にもっと訴えようと、立憲民主党の「立憲パートナーズ」のメンバーのアイデアで、「宮本徹と本音でトーク」という、駅頭でトークライブを共産党の若い市議さんたちと私と宮本さんでやったこともありました。
市民のみなさんにどんどん応援に立ってと広く呼びかけ、若者も入りやすい空気づくりに取り組みました。
政権交代と、小選挙区での宮本さん勝利に及ばなかったことは残念です。
選挙後、多くのメデイアで野党共闘に対する否定的な報道が出ていますが、立憲は共闘しなかったらもっと議席を減らしたと思います。
立憲の支持者に政権交代のためには本気で共闘しないとダメだと説得しきれなかった面もあったと思います。
私たちは平和憲法を守るという立場は共産党と同じです。これ以上、改憲勢力を強くしないように、来年の参院選挙に向け今以上に結束しないといけません。今後の野党共闘に向けて、立憲の議員の中にも共闘に理解のある人を増やしたいと思います。
実際に共闘は力を発揮していて、小選挙区でいつもぎりぎりで負けていた立憲の人たちが今回は通った。例えば、香川1区の以前から野党共闘を推進している小川淳也さん。ずっと野党共闘の中心で頑張ってきた東京5区の手塚仁雄さん。19区で前回勝てなかった末松義規さんが勝った。
一緒にやれる
選挙後に宮本さんと話して、小選挙区制では野党が共闘しないと自公に勝てない。だから一つにならないとダメ、今後も共闘を進めようと一致しました。
共産党の議員は、自分の選挙活動しかないとか、名誉職だからなりたたないと言うのとはまるで違う。本当に世の中を良くしたい、困っている人を助けたい、問題を解決したいと思っている方たちだから、一緒にやれると思っています。
以上2021年11月10日付赤旗日刊紙より抜粋