2022年3月25日 衆院予算委員会理事懇談会 コロナ対策予備費を閣議決定 ワクチンなど1兆4500億円
政府は25日、新型コロナウイルス感染症対策予備費の支出について閣議決定し、衆参両院の予算委員会理事懇談会に報告しました。支出の内容は、4回目接種のためのワクチンや治療薬、抗原検査キットの確保などに1兆3475億円、「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金」に1054億円です。
日本共産党の宮本徹衆院議員は「予備費は予見しがたい歳出予算の不足にあてるものだ」と指摘。4回目ワクチンなどの確保にかかる支出は「補正予算を組むか予算委で議論すべき内容だ。ましてや4回目のワクチンについては、どう活用するのか専門家の間でも議論中だ。今回の予備費の閣議決定は財政民主主義上、問題だ」と主張しました。
山添拓参院議員は、抗原検査キットの確保にかかわって「発熱時の抗原検査は重要だが、抗原検査の結果は陰性証明とはならない」として、「PCR検査の目標数を持って、PCR検査キットの増産を指示しないのか」と質問。財務省の担当者は、PCR検査体制の「目標はない」と答えました。
以上2022年3月26日付赤旗日刊紙より抜粋