2022年4月19日 衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会 勉強会
4月19日(火)、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会の勉強会がありました。
総合科学技術・イノベーション会議有識者議員の上山隆大議員(科学技術政策、大学ファンド)、菅裕明議員(人材育成とイノベーションエコシステム)、波多野睦子議員(量子分野、研究力向上)の3氏から説明を受け、質疑応答・意見交換が行われました。
宮本徹議員は「ジェンダー平等に関わり、OECDの統計で4年制大学の男女の進学率を見ると、日本以外の国では女性の進学率が高い。女性のみなさんの能力を発揮できる社会にする立場から、研究者のすそ野を広げるための御所見を伺いたい」と質問。
上山隆大議員(科学技術政策・大学ファンド)は「ジェンダー問題は、総合科学技術イノベーション会議の中でも、若手研究者確保の問題と共にずっと議論がされている。女性はライフイベントごとに、どうしても時間の制約がでてくる。これを見越したうえで、日本の研究はどうあるべきかが論点ではないか」と発言。
波多野睦子議員(量子分野、研究力向上)は「ジェンダー平等は、研究システムにとっての重要なテーマ。徐々に理学選考の女性は増えていると思うが、この中で問題として感じていることは、研究をマネージする女性が少ない事。プロジェクトマネージャーに女性が増えることが必要だが、研究時間がとられるため、家庭との両立が難しいとの心配が強い。ここに女性が入るための研究支援が大事。社会全体でジェンダーを考えていかないとならない」と述べました。