『民主青年同盟第2回中央委員会』 連帯挨拶
日本民主青年同盟(民青)は20日、第2回中央委員会を東京都内で開きました。ロシアによるウクライナ侵略に反対する抗議や、青年のリアルな実態をつかむ「生の声」運動、そして学生新歓などこの間各地でさまざまな行動に取り組んできた経験を交流し、参院選へ向けたアピールを採択します。日程は3日間です。
報告に立った西川龍平委員長は、ロシアによるウクライナ侵略にかかわって、各地で抗議スタンディングに幅広い青年と共同しながら取り組むなど、「民青がロシアを国際的連帯で包囲する一端を担いました」と語りました。
「生の声」運動では、青年のなかに深刻な格差と貧困が広がっている実態や、社会のあり方を真剣に考えている姿が見えてきていると報告。同時に、多くの青年が「社会を変えたいが、政治が遠く感じて展望が見えない」と思っていることも見えてきたと紹介しました。
その上で西川氏は参院選について、戦争か平和か、新自由主義の転換か継続かが問われる「歴史的な選挙になります」と強調。「青年のなかで変化をつくりだし、日本共産党の躍進で日本の政治を前に進めていきましょう」と述べました。
初日の討論では、青森や東京など各地から5氏が発言しました。新潟の小林雄太県委員長は、この間、食料支援活動を県内にある五つの大学で合計6回取り組み、対話宣伝にも班を先頭に取り組んできたと報告。さまざまな活動を通じて同盟員が増えていることなどが力になり、「各地で同盟員自身が元気になり、行動に立ちあがっています」と語りました。
大阪の林裕也副委員長は、「生の声」運動を進めるなかで、実態の告発にとどまらず、「今まで考えたこともなかった格差と貧困を、いま自分の生活で感じる」など、コロナ禍などをきっかけに社会や政治について模索する青年の姿が見えてきたと紹介。「私たち自身の、青年への見かたも発展しています。一人でも多くの声を集めたい」と述べました。
ウクライナ侵略に反対する行動にかかわって千葉の吉田隆寛委員長は、県内でスタンディングや学習会に取り組み、「この問題を本気で解決してほしいと真剣に願う青年が多くいると実感しました」と発言。こうした行動をするなかで、仲間も迎えていると語りました。
日本共産党から、宮本徹衆院議員が連帯あいさつしました。
以上2022年5月21日付赤旗日刊紙より抜粋