山添拓参院議員 政治を動かす論戦力

 間近に迫った参院議員選挙。私は、都内各地で街頭演説をおこない、日本共産党の山添拓参院議員(東京選挙予定候補)の魅力を紹介しています。山添拓さんの質問には、政治を動かす力があります。以下は、私のスピーチの大要です。

山添拓さん 2期目の挑戦

 山添拓参院議員は、今回、2期目の挑戦です。私、山添拓さんにいつもいわれております。「宮本さんが山添拓を共産党に誘ったのだから、宮本さんには製造物責任がある」と。必ず押し上げたい。

検察庁法の改悪を止める力になった山添質問

 山添拓さんは、私が大変尊敬する国会議員です。というもの、山添拓さんの質問で政治が動く場面を何度も見てきたからです。
 1つは、2020年5月、検察庁法改悪案をストップさせたときです。当時、「桜を見る会」の疑惑などで、安倍首相は市民のみなさんから刑事告発をされておりました。そうしたなかで安倍首相は、検察の人事を官邸が関与できるようにしようと検察庁法の改悪案を準備したわけです。その狙いをいち早く見抜いて国会で追及したのが、山添拓参院議員でした。
 山添さんの質問は、インターネットを含めて大きな世論を巻き起こし、その結果、安倍首相が改悪案の成立を断念するところまで追い込みました。

男女の賃金格差公表へ 流れを変えた山添質問

 こうした力を発揮したのは、1回ではありません。山添拓さんの質問で政治が動いたもう1つは、男女の賃金格差の問題です。
 今年の5月20日、岸田総理は、社員が300人より多い企業について男女の賃金格差の公表を義務付ける、と発表しました。私たち共産党国会議員団は、何年間もこの問題について取り組んできました。私も、今国会で2回取り上げました。
振り返って、どこで流れが変わったのかと思うと、昨年末の山添拓参院議員の質問だったと思います。女性活躍推進法という法律があります。その法律に基づいて女性が働きやすい職場にする。男性と平等に扱われる職場にしていくための目標と計画を各企業がもつことになっております。

質問で明らかにした中身がすごい

 山添拓さんが質問して、何を明らかにしたのか。女性活躍推進法に基づいて男女の賃金格差を把握して、それを解消する目標をもっている企業は2万数千社の中でわずか7社しかない、という事実です。その答弁を、すべての閣僚が聞いておりました。このままでは男女の賃金格差は解消できない、ということが、誰にもはっきりわかる質問でした。

志位委員長への答弁につながる

 ことし1月、日本共産党の志位和夫委員長が、男女の賃金格差を解消するために、賃金格差の公表を求めました。岸田総理は、まず有価証券報告書で公表を義務づけることを答弁しました。志位さんの質問が良かったことはもちろんですが、そこに至るまでの、昨年の山添拓さんの質問が本当に良かった。それが志位さんへの答弁につながりました。

山添さんの議席は国民みんなの議席

 山添拓さんの質問には、政治を動かす力があります。山添さんの議席は、共産党だけの一党一派の議席ではないと思います。平和を願い、民主主義を大切にし、暮らしの向上を願うすべての国民にとって宝の議席が、山添拓さんの議席です。
 どうかのこの宝の議席、2期目も働かせていただきたいと思います。

山添さんと共産党へ 輪を広げてください

 今回の東京選挙区は、有名人がたくさん立候補します。芸能人、スポーツ選手など有名人ばかりです。こういう状況の中でのたたかいとなっています。たいへん厳しい、激しいたたかいです。どうか、東京選挙区は山添拓さんへ、比例は日本共産党へ、大きな輪を広げていただきたいと思います。私も全力でがんばります。