横田オスプレイのホバリング 現在地も排除せず 防衛省に米側回答
2022年9月20日防衛省提出資料(CV22オスプレイのホバリングについて)
米軍横田基地(東京都多摩地域の5市1町)に配備されている特殊作戦機CV22オスプレイが民家の間近でホバリング(空中停止)を繰り返している問題で、防衛省は同基地に行った要請に対し米軍側から回答があったことを明らかにしました。日本共産党の宮本徹衆院議員、田村智子、山添拓両参院議員に説明したものです。
ホバリングが繰り返されているのは基地北東部の「北側ヘリパッド」。フェンスなどを挟み100メートル足らずの範囲に民家があり、激しい騒音・振動被害が起きています。同省北関東防衛局は2月、米軍側に対し、ホバリングを基地中央のヘリパッドで行うよう要請していました。宮本、山添両氏はこの問題を国会で追及してきました。
同省が明らかにした資料によると、回答は5月24日付で、米軍側は「南側ヘリパッド」付近の工事が今年秋ごろ予定の完了後、「南側ヘリパッドが使用可能な時は訓練場所を変更する」としつつ、「今後も北側ヘリパッドの使用は継続して行われる可能性は排除されない」などとしています。
被害に苦しむ瑞穂町の住民は「回答があったことは初めて知った。最近では夜9時半すぎから訓練を始めることも多い。オスプレイは機体の不具合も報じられており、こんな訓練はやめてほしい」と語っています。
以上2022年9月23日付赤旗日刊紙より抜粋