統一協会問題 野党国対ヒアリング 「念書」盾に返金せず 1億円超 信者家族「法規制を」

 野党国対ヒアリングが8日、国会内で開かれ、自身の母親が統一協会に1億円以上の寄付をした件について、被害者長女の中野容子氏(仮名)から聞き取りを行いました。
 中野氏の母親は。2004年ごろから10年ごろまで、夫の資産2000万円、営んでいた果樹園の土地売却益300万円など統一協会への多額献金を繰り返しました。15年に母親から統一協会との関わりについて「こんなにお金に困ったことはない。もう嫌だ」と打ち明けられたことで被害が発覚。母親は協会に脱会の意思を伝えましたが、同年11月にマインドコントロールされたもとで「献金は自由意志で行った」とする不起訴同意の「念書」を取り付けられたため、返金されませんでした。
 中野氏は「両親は不当なやり方で金融財産を収奪され、大切な果樹園も売却させられた。あたかも高齢者詐欺のようだ」と証言しました。
 中野氏は統一協会や他の信者を相手取り、損害賠償を求め提訴しました。しかし、東京地裁、東京高裁ともに訴えが退けられ、今年7月に最高裁に上告しました。母親は係争中の21年7月に亡くなりました。
 中野氏は「裁判所の判決は、傷ついた人権・尊厳をよりひどく傷つけるもので、統一協会の不正行為にお墨付きを与えるものだ」として、悪質な高額献金を規制する法整備の制定、統一協会の解散などを強く求めました。

以上2022年11月10日付赤旗日刊紙より抜粋