ゆきとどいた教育を すすめる会 署名335万人分提出
ゆきとどいた教育をすすめる会は3日、衆院第2議員会館で、国の責任による少人数学級の前進や教育無償化、教育条件の改善などを求める「ゆきとどいた教育を求める全国署名」の提出集会を行いました。提出した署名は、全国私学助成をすすめる会が集めた「私学助成全国署名」と合わせて、335万4239筆分です。
あいさつした全教の宮下直樹委員長は、物価高騰の中で賃金が上がらない状況が子どもたちの生活を直撃しており、教育無償化が大きな要求になっていると強調。「自民党の提言は子どもを産んだら奨学金の返済を減免するという筋違いなもの。教育予算の抜本的拡充こそ必要だ」と訴えました。
東京都教職員組合の大友育子副委員長は、東京都が導入した英語スピーキングテストについて、「都は反対の声に耳を貸そうともしない。教育の私物化を許さず、人を大切にする教育をすすめたい」と語りました。
私学助成をすすめる会の葛巻真希雄事務局長は、政府は少子化対策に本気で取り組むというなら教育無償化を実現すべきだと指摘し、「軍事費ではなく教育費の増額こそ必要だ。今ほどこの署名が生きるときはない」と話しました。
日本共産党の宮本岳志、宮本徹郎衆院議員、吉良よし子参院議員、立憲民主党の国会議員があいさつしました。
以上2023年3月4日付赤旗日刊紙より抜粋