東久留米市議選 街頭演説

 定数22に26人が立候補している激戦の東京・東久留米市議会議員選挙(4月23日投開票)。日本共産党の宮本徹衆院議員は、共産党の4候補(かもしだ芳美さん、北村りゅうたさん、村山順次郎さん、永田まさ子さん)を必ず押し上げてください、と訴えています。その大要を紹介します。

日本共産党の4候補
市民の暮らしの守り手

 衆院議員の宮本徹でございます。なんとしても、かもしだ芳美さん、北村りゅうたさん、村山順次郎さん、永田まさ子さん、なくてはならない市民の暮らしの守り手の議席を必ず守り抜いていただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

市長になんでも賛成のオール与党議会
市民の切実な願いに背を向ける

 東久留米の市政・市議会というのは、日本共産党と市民自治フォーラムを除けば、市長のやることにはなんでも賛成というオール与党議会になっています。全国を回ってもそうですけれども、オール与党のみなさんというのは、市長がやらないことはやろうとしない。どんなに市民の願いが切実でも、それに背を向けてしまう。その一方で、市長がやることは何でも賛成。どんなに悪いことにでも賛成してしまう。
 本来、市議会というのは二元代表制ですから、市長がやっていないことでも、市民の願いが切実だったら、市長に対して「やるべきじゃないか」と迫らなければいけないし、市長のやることがおかしければ、「おかしいじゃないか」といわかければなりません。それが本来の市議会だと思うんです。

なくてはならない日本共産党の議席
市民のみなさんと一緒に運動広げる

 東久留米の市議会のなかで日本共産党というのは、なくてはならない役割を果たしています。子どもの医療費無料化、市民のみなさんと一緒になって運動を広げて前にすすめてまいりました。学校体育館へのエアコン設置も、一生懸命にがんばって取り組みを広げてまいりました。

●中学校の全員給食の実現
●東久留米がとりこ残されかねない

 しかし東久留米では、周辺の市でできているものがまだできていない、という大きな問題がございます。あたたかい中学校の全員給食がいまだにできていない。国分寺市の選挙の応援に行ったんですけれど、国分寺でもまだできていないものの市の答弁が少し変わってきた、といっていました。このままいくと、東久留米が取り残されかねません。

学校給食無償化を実現するためにも
中学校全員給食の実現が欠かせない

 市民のみなさんとの運動によって、学校給食無償化というのが岸田政権の少子化対策のたたき台に文言で入るところまできました。しかし、「やる」とは書いていません。「無償化に向けて課題を整理」なんです。「課題の整理」の中身というのは、実施状況を調べていくといっているんですから、国の制度として全国どこでも学校給食の無償化を実現していこうと思ったら、この東久留米で中学校の全員給食を実現することがどうしても欠かせません。
 東久留米の子どもたちのためにも、全国の子どもたちのためにも、どうか日本共産党4人の候補を勝ち抜かせていただきたいと思います。

おかしいことに「おかしい」と立ち向かってきた共産党市議団
国民健康保険税の値上げをストップさせる

 市議会のなかで、おかしいことに「おかしい」と立ち向かってきたのが、日本共産党の東久留米市議団です。
 さきほど村山さんからお話がありましたが、国民健康保険税の値上げをストップさせる大きな仕事も、この4年間に2回も成し遂げてきました。本当に日本共産党ならではの仕事だと思います。
 いま国会で健康保険法「改正」の議論がおこなわれています。この国民健康保険税、国は市区町村の独自の減免はぜんぶやめなさい、というものすごい圧力をかけています。これに対して立ち向かっていく力がなければ、国民健康保険税を引き下げるために一般会計から入れているお金がぜんぶなくなってしまう。この物価高騰のなかで、年金が削減されるなかで、国民健康保険税だけがどんどん上がるなんて許されないじゃありませんか。
 どうか、市民の暮らしを守るためにも、日本共産党の4人の議席を勝ち取らせていただきたいと思います。

悪政の最大のものは公立保育園全園廃止計画
公立保育園を守ることは子どもたちへの責任

 東久留米市でおこなわれている悪政の最大のものは、公立保育園の全廃計画だと思います。全国広しといえども、ぜんぶなくしてしまう、こんな異常なことをやっている自治体はそうそうありません。障害があるお子さんを受け入れる対応は、全国的に見ても公立保育園が率先してやっているんです。どの子に対しても市がしっかり保育を保障していく。このことを考えたら、公立保育園をしっかり守っていくというのは子どもたちへの責任ではありませんか。子どもたちのためにも、公立保育園を守りぬく日本共産党の4人を引き続き市議会へと押し上げていただきたいと思います。

岸田政権の少子化対策の財源
財源を負担の重い社会保険料に求めようとしている

 私、先週、岸田総理に質問する機会がありました。少子化対策の財源をどうするのか、という問題です。岸田さんは、これから少子化対策の財源は決める、といいながら、いちばん初めに例示するのは、社会保険料という話なんです。しかし、日本の働いているみなさんや高齢者のみなさんが納めている社会保険料というのはたいへん思い負担です。労働者が納めている社会保険料は、OECD(経済協力開発機構)三十数カ国のなかで、GDP(国内総生産)比で見れば上から6番目なんです。いまでもたいへん重いにもかかわらず、岸田さんは社会保険料を冒頭に例示して子育て支援の財源だとしていっているんです。

出産一時金引き上げのために高齢者の医療を引き上げ
負担を庶民にばかりかぶせる政治でいいのか

 すでに出産一時金の引き上げのために、今国会では、後期高齢者のみなさんの医療の引き上げをやるっていうんです。
 岸田さんの少子化対策の財源は求めようとしている先が、大きな間違いではないでしょうか。いまの政権に任せていたら、私たちが「子育て支援をやてほしい」といったら、その負担はぜんぶ庶民にばかりかぶさってくる。こんなおかしな事態になりかねません。

環境破壊の道路建設、米軍への「思いやり予算」…
無駄遣いをやめれば財源はたくさん出てくる

 子育て支援の財源といったら、「税金の無駄遣いはやめなさい」というのが、いの一番に考えなければならないのではないですか。都市計画道路、環境破壊の道路、こういうものを全国でやっています。やめれば大きな財源が出てくるではないですか。米軍への「思いやり予算」。安保条約に根拠もないのに、なんで国民生活を思いやらずに米軍を思いやるのか。こんなものをやめれば、財源はたくさん出てくるではありませんか。大軍拡、アメリカ製兵器の爆買いだって、やめればたくさん財源が出てきます。

●政党助成金、議員一人当たり4500万円
●巨額の税金でぬくぬくと活動して負担は庶民にかぶせるのか

 そして、私たち日本共産党以外の各党が山分けしている政党助成金320億円、毎年国会議員1人あたりで割れば、4500万円にもなるべらぼうな金額ですよ。与党の政治家のみなさんが巨額の税金でぬくぬくと活動しながら、少子化対策の財源は庶民の社会保険料を引き上げていくんだなどという政治は、許すわけにいかないのではないでしょうか。少子化対策の財源というのだったら、「無駄遣いを削りなさい」という審判をご一緒に下そうではありませんか。そして、高齢者も子育て世代も、みんなに安心を届ける当たり前の政治をご一緒につくっていこうではありませんか。どうかそのために、日本共産党の4人を勝ち抜かせてください。

岸田政権の大軍拡に待ったをかける
こんどの選挙の大事な役割

 そして、大軍拡に待ったをかけるのが、こんどの選挙の大きな役割です。この大軍拡は、日本をまもることにまったく関係ないんです。アメリカが台湾有事に介入した際に、日本も一緒になって敵基地攻撃能力を行使して、一緒に戦争をやろういうものです。これが岸田さんの大軍拡の中身です。
 私がいっているだけではないですよ。予算委員会の中央公聴会で自民党推薦の学者の方も、岸田政権による安全保障政策の転換は、バイデン政権に追従してアメリカの戦争に巻き込まれるリスク(危険性)を高めている、といっているんですから。

戦争への道、暮らし破壊の道を止めましょう
4人全員当選へお力をお貸しください

 憲法9条をもって戦争を放棄しているこの国が、どうして台湾有事に介入するために山のような税金を投入していくのか、みずから戦争に巻き込まれていくのか。こんなおかしな話はないではありませんか。
 この戦争への道を、暮らし破壊の大軍拡の道を、必ず止めていこうではありませんか。軍拡の財源のために増税をおこなう、年金財源の横取りをおこなう、こんなことも許すわけにはいきません。
 こんどの選挙で大軍拡路線に待ったをかける。全国津々浦々で日本共産党が大きく伸びることがいちばんの力でございます。東久留米のみなさんのお力を4人全員当選へお貸しいただきたいと思います。

かもしだ芳美候補
子育て世代の願いをまっすぐ届ける

 かもしだ芳美さん。この4年間、子育て世代の願いをまっすぐに届けてきました。所得制限がいろんな制度にかかっていて、高校無償化の問題でも、子どもの医療費の問題でも、所得制限がちょっとかかった人がどれだけ苦労しているのか。同じ世代の悩みの声を市議会でどんどん取り上げて提起してきました。子どもたちにわけへだてなく支援を実現していく上で、なくてはならない、すばらしい仕事をしていると思います。必ず押し上げていただきたいと思います。

北村りゅうた候補
未来のために気候危機打開へ

 北村りゅうたさん。私は、未来に向かった政治家だと思っています。気候危機打開。いま世界が本気で取り組まなければならないときです。サミットの環境大臣の会合がありましたけれども、ヨーロッパ諸国が石炭火力発電を年限を区切ってやめよう、と声明に盛り込もうとしたら、日本政府が反対して足を引っ張る状況です。こんななかで、地球と東久留米の環境を守り、未来のために取り組もうとしているのが、北村りゅうたさんです。必ず勝ち抜かせていただきたいと思います。

村山順次郎候補
幅広人から信頼される試されずみの政治家

 村山順次郎さん。幅広い方から頼りにされているフットワークの軽い政治家です。自民党の影響力の強い団体の役員の方からも自民党にお願いするのではなく、村山さんにお願いすることもあるんです。村山さんはすぐに動いて働いてくれるからです。試されずみの村山さんを必ず4期目をかちとらせていただきたいと思います。

永田まさ子候補
生活相談で国の政治を動かす

 永田まさ子さん。永田さんが取り組んでいる生活相談というのは、市政、都政、国政にかかわるような話までたくさんあります。コロナの際、永田さんに寄せられた相談のなかで、解雇で住み込みの旅館を追い出されたものの、国のルールに合わずコロナ休業支援金は受け取れない、という難しい課題がありました。それを永田さんと一緒に取り組みまして、国のルールを是正して、その方への支給にこぎつけることができました。生活相談から出発して、国の政治まで動かしている。こういう仕事をしているのが、永田まさ子さんです。

日本共産党の4人を必ず勝たせてください
最後の最後までご支持を広げてください

 市民の暮らしの守り手、日本共産党の4人を必ず勝たせてください。この大激戦を勝ち抜けるように、最後の最後までご支持を広げてください。そのことを心からお願い申し上げまして、私からの訴えとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。