東京レインボープライド 性的少数者 自分らしく生きたい 変わるまで続ける
LGBTQなど性的少数者が自分らしく前向きに生きられる社会の実現を目指すイベント「東京レインボープライド2023」が23日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれました。
今回のテーマは「変わるまで、続ける」。会場内には170の企業・団体がブースを出展し、Tシャツやキーホルダーなどオリジナルグッズの販売コーナーにも多くの人が並びました。
野外ステージでは、多彩なジャンルのアーティストによる無料ライブがあり、各国大使館と政党の代表がスピーチしました。
日本共産党の田村智子副委員長は「変わらなければいけないのは国の政治だ」と力を込め、LGBT差別禁止法や同性婚を認める法制度の実現に向けた決意を表明。「全ての家族の幸せのため、支援ができる政治を目指してみなさんと一緒にがんばりたい」と述べました。
多様な性を象徴する虹色のフラッグ(旗)を先頭に出発したパレードには、約1万人がカラフルな衣装などで参加。渋谷・原宿の街を歩いて「自分らしくいられる未来を」「結婚の自由を全ての人に」とアピールしました。日本共産党の笠井亮、宮本徹の両衆院議員と吉良よし子、山添拓、伊藤岳の各参院議員も参加しました。
離れて暮らす同性の恋人と参加し、記念写真を撮った千葉県市川市の女性(22)は「特別な目で見られないのがよかった。一緒にいると幸せな気分になれる」と笑顔で話しました。
東京都中野区から同性のパートナーと参加した男性(33)は「同じデザインの服を着て手をつないで歩く同性カップルや理解者がたくさんいる中で解放感があった。一緒に住んで苦楽を共にしている私たちを家族として認めてほしい。結婚したい」と語りました。
以上2023年4月24日付赤旗日刊紙より抜粋