総選挙で政治変えよう 宮本徹・吉良・山添氏スピーチ 党都委がボランティアイベント

 日本共産党東京都委員会は17日、東京・新宿駅前で「総選挙目前!ボランティアイベント『日本は変えられるのか?』」を開きました。ボランティア20人が集まりプラカードを掲げ、「赤旗」日曜版の見本紙を配付。宮本徹衆院議員、吉良よし子、山添拓の両参院議員がスピーチをし、買い物客らが足を止めました。
 吉良氏は、「異次元の少子化対策」と言いながら、軍拡に43兆円の税金を費やし、学校給食や子どもの医療費の無償化などを実現しようとしない岸田文雄政権を批判。「税金は国民の命と暮らし、子どもたちの未来に回すよう声を上げていこう」と訴えました。
 山添氏は、「今国会はとんでもない悪法をどんどん押し通す国会だった」と振り返り、「ひどい政治をするのは自公だけでなく維新の会や国民民主党もだ」と指摘。「総選挙で4党まとめて変えなければいけない。その力は世論の側にある」と強調しました。
 宮本氏は、長年にわたるアメリカや大企業の声を優先する政治が行き詰まっている状況にあるとし、「本物の改革が今度の総選挙で問われている。本物の改革を目指し、力を合わせよう」と呼びかけました。
 IT会社で働く男性(32)は、SNSで子にベントを知って初めて宣伝のボランティアに参加。「自分が宣伝に加わったことで何らかの効果があると思うし、『いろいろな属性の人がいる』ということを知らせるためにもまた参加したい」と語りました。
 友人に誘われてきた障害者施設の支援員の女性(23)は、スピーチを聞いて「保育士もそうだが、給料が安いため人手不足になっている」とし、働く人の処遇改善など福祉に力を入れてほしいと述べました。
 休みでたまたま新宿に来た男性(30代)はもうすぐ子どもが生まれる予定だと話し、「給食費の無償化など少子化対策に税金を使ってほしい」と語りました。

以上2023年6月19日付赤旗日刊紙より抜粋(写真は赤旗提供)