全医労が大会 よい医療・看護・介護 実現へ大運動

 全医労(全日本国立医療労働組合)は13~15日、愛知県豊橋市で全国大会を開催し、1年間の運動方針を確立しました。31年ぶり、国立病院機構の独立行政法人移行後で初の賃金改定を求めた「3・9ストライキ」を実施し、社会的にアピールしたもとで、全医労への結集が職場改善への大きな力となることを確認し、運動方針につなげていくことを意思統一しました。
 国立病院の機能強化を求める「全医労大運動」の課題で、「国立病院の機能強化を求める国会請願署名」7万人分を集約。不十分な賃金、劣悪な職場環境、積立金の軍事転用問題などが国会追及につながったことを受け、「よい医療、看護、介護」の実現にむけ、大運動に取り組んでいくことを確認しました。
 ハンセン病問題で、新たに「療養所改善署名」を取り組むことを決めました。
 大幅増員・夜勤改善では、必要人数確保、定数見直しを含め増員要求を掲げて、働き続けられる職場をつくる取り組みを進めると確認。賃金・労働条件改善では、ストライキ権を確立し、全職員の基本給改定、物価高や働き方に見合う実質賃金の引き上げを迫り、非常勤職員の経験加算など抜本的改善を求めるとしています。
 院内保育所問題では、直営化を基本要求に運営を追及していくとし、要求実現にむけ、当面2万人を目指すことを確認しました。
 日本共産党の宮本徹衆院議員があいさつしました。

以上2023年7月20日付赤旗日刊紙より抜粋