東京 原爆被害者追悼のつどい 核廃絶たたかい誓う

 東京都葛飾区内の施設で23日、原爆犠牲者追悼のつどいが開かれ、参列者は祈りをささげ、核兵器廃絶と平和を誓いました。都が主催し、都内の被爆者でつくる一般社団法人東友会が受託し実施しています。
 追悼のつどいは、1945年に広島、長崎に投下された原爆の犠牲者を悼むもので、参列者はスクリーンに映された「原爆犠牲者慰霊碑」に献花しました。
 東友会は11月で結成65年となります。つどいでは「慰霊碑」建立当時の被爆者の思いと東友会の追悼事業の歴史を、スクリーンを使って紹介しました。
 家島昌志・東友会代表理事は、唯一の戦争被爆国である日本政府が核兵器禁止条約に背を向けていることに「納得がいかない」とし、認識を改めてほしいと訴えました。
 湊武・業務執行理事は、「高齢化の進行で、活動力が低下し、東京で運動を継続することが厳しい状況になっている。しかし、私たちは核戦争の生き証人として語り続ける。国の償いと核兵器の廃絶を求めた活動の歴史は、都民の誇りにもつながると確信している。原爆被害者としてたたかい続けることを誓う」と語りました。
 小池百合子知事も参列し、式辞を述べました。また広島、長崎両市長からのメッセージも紹介されました。
 日本共産党の宮本徹衆院議員、和泉なおみ都議、党区議団も参列。各会派の議員が参列しました。
 つどいに先立ち、同区の青戸公園にある「慰霊碑」本体に東友会と参列者らが献花、黙とうしました。笠井亮衆院議員も参列しました。

以上2023年7月24日付赤旗日刊紙より抜粋