2024年3月1日 衆院本会議 小野寺五典予算委員長に対する解任決議案賛成討論

予算委員長小野寺五典君解任決議案

以下2024年3月2日付赤旗日刊紙より抜粋

 岸田文雄首相が2024年度予算案の年度内成立を確実にするため、2日中の衆院通過の強い意向を示すもと、小野寺五典・衆院予算委員長は2月29日、職権で予算案を2日中に採決する日程を決めました。日本共産党の宮本徹議員は同日の予算委理事会で、「審議打ち切りは疑惑隠しだ。政治倫理審査会の審査をふまえ質疑すべきだ」と政倫審と予算の並行審議に強く抗議。立憲民主党は予算委員長解任決議案を衆院に提出し、1日朝からの予算委は開かれませんでした。
 1日午後の衆院本会議で予算委員長解任決議案が採決され、与党と日本維新の会の反対多数で否決されました。
 日本共産党の宮本徹議員は解任決議案の賛成討論で「自民党派閥ぐるみの裏金事件に国民の政治不信は頂点に達している」と指摘。「真相を徹底究明し、金権腐敗を一掃することは政治への信頼を回復する上で、今国会に課せられた最大の使命だ」と主張しました。
 さらに、政治倫理審査会に出席した岸田首相について「真相を究明する姿勢が全く見られなかった」と指摘。小野寺予算委員長に関しては、「裏金事件の真相究明を進める予算委の責任を投げ捨て、幕引きを狙う許しがたい暴挙だ」と批判しました。
 その上で、真相究明をすすめ、国民の負託にこたえるためにさらなる徹底審議や、森喜朗元首相、下村博文元文科相、安倍派幹部らの証人喚問が必要だと述べました。

≪2024年3月1日 第213国会衆院本会議第8号議事録≫

○議長(額賀福志郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。橋本岳君。
〔橋本岳君登壇〕
○橋本岳君 自由民主党・無所属の会の橋本岳であります。私は、自由民主党並びに公明党を代表し、ただいま議題となりました予算委員長小野寺五典君解任決議案に対しまして、断固反対の立場からてきぱき討論を行います。(拍手)まず冒頭、本年元日に発生した令和六年能登半島地震によって亡くなられた全ての方々の御冥福を心からお祈り申し上げます。また、被害に見舞われ、今なお厳しい生活を送っておられる被災者の方々に改めてお見舞いを申し上げます。さて、我が国経済は、昨年三十年ぶりとなった高水準の賃上げの実現や、企業の意欲的な投資計画の策定など、前向きな動きが見られています。去る二月二十三日には、日経平均株価が三十四年ぶりに最高値を更新しました。こうした中、足下の物価高に対応しつつ、構造的な賃上げや、民需主導の持続的な成長を実現することが重要です。また、少子化対策や安全保障体制の充実など、令和六年度予算案は、時代の変化に応じた先送りできない課題に挑戦し、その成果をつかみ取るために必要不可欠な予算であります。そして何より、この予算案には、能登半島地震で被災された方々の命を守り、生活、なりわいの再建を始め、被災地の復旧復興に対するための財政措置が講じられております。諸施策が切れ目なく一刻も早く実行できるよう、これを早期に成立させることが被災地から強く求められており、我々国会議員が国民から負託された責務であると考えます。一方、我々自民党の派閥パーティーに関する政治資金不記載の、いわゆる裏金の問題では、昨年来、国民に対して政治への不信を招いてしまったことは誠に申し訳ないことであり、自民党の一員として、私からも深くおわびを申し上げます。国民の信頼なくして政治の安定はありません。私の父、橋本龍太郎は、行革担当大臣として公務員人事制度の改革に取り組むに当たり、信賞必罰という言葉を説きました。今後、自民党が国民の信頼回復に取り組むに当たり、改めてこの言葉を自らのこととして臨むべきであると、この場をかりて申し上げます。さて、このような中、今国会は異例の幕開けとなりました。通例では、政府四演説は国会の召集日に行い、その後各党からの代表質問という流れとなります。しかしながら、今国会は、四演説前に、予算委員会において政治資金問題等をテーマとする集中審議を行いました。国民の期待に応え、この委員会の開会を決められたのは、まさに小野寺委員長であります。小野寺委員長は、昨年十月の予算委員会で、公正かつ円満な委員会運営を図る旨述べられました。その言葉どおり、令和六年度予算の委員会審査においても、各会派の意見や主張に耳を傾け、まさに公正かつ円満な委員会運営に真摯に御努力されました。野党からの資料要求や集中審議の開催についても、その実現に向けて、誠心誠意、尽力されました。公聴会の開催日程についても、やはり異例の対応をされました。更に申し上げれば、本案提出者である山井和則野党筆頭理事の御要望と御協力により、理事会において緑茶の御提供があり、その結果、とても和やかな理事会運営が行われたことは感謝を申し上げますが、これを受け入れ、決定したのも小野寺委員長であります。先ほど審議時間が足りないという御主張がございましたけれども、本日、本来は計七時間の審議を経て、計七十六時間の総質疑時間となり、国会召集前と後の予算委員会集中審議を加えると八十一時間三十分となる予定でありました。そもそも、昨日の公聴会後、あるいは分科会後、与党は審議の提案をいたしましたが、それを断られたのは、山井筆頭、あなたではありませんか。野党の審議時間だけを見ても、現時間では五十六時間を積み上げており、解任決議案が出されずに委員会が開催されていれば六十二時間となり、例年と変わらない審議時間となったはずではありませんか。これこそ小野寺委員長がいかに公平に委員会運営に取り組まれていたかの証左ではないか、このように思います。何よりも、審査中、委員長席を一度も外すことなく、常に議論に耳を傾け、公平に運営に当たられた誠実なその姿を、野党の皆様もずっと御覧になってきたはずではありませんか。その小野寺委員長になぜ解任決議案が出されるのか、私には全く理解ができません。昨日、残念ながら与野党の協議が調わない中、小野寺委員長は、予算成立に向けて、委員長の職権により委員会の開会を決定されました。これは、自らも十三年前の東日本大震災の被災者としてつらい体験をされたことも踏まえ、能登半島地震の被災者の方々の声を始めとする国民の期待に応じ、我が国喫緊の課題に対応するための予算案を預かる予算委員長として、その職責に忠実であっただけにすぎません。にもかかわらず、提出された本決議案は、単なる国民不在の日程闘争と理解するほかなく、むしろ、国民に一部野党のだらしなさを印象づけるのみに終わるものであります。我々は、断じてこのような決議案を容認することはできません。以上、小野寺五典委員長への根拠のない不当な解任決議案には断固反対であることを重ねて表明し、議場の皆様にはこぞって青票を投じていただくようお願い申し上げ、私の反対討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)

○議長(額賀福志郎君) 小山展弘君。
〔小山展弘君登壇〕
○小山展弘君 立憲民主党の小山展弘です。会派を代表して、ただいま議題となりました予算委員長小野寺五典君解任動議決議案に賛成の立場から討論を行います。(拍手)まず冒頭、能登半島地震でお亡くなりになられた皆様に衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。さて、能登半島地震の復旧復興、物価高対策、子育て支援金や少子化対策、食料安全保障と農政改革、外交、防衛問題など、日本は国事多難なときであります。令和六年度総予算は過去二番目の規模となっており、十分に審議を尽くし、国会だけでなく、国民的な議論の深化が必要です。にもかかわらず、小野寺委員長は、近年では八十時間をかけて行ってきた審議時間を、昨年の審議時間にも満たない僅か六十九時間の段階で打ち切り、自らの職権で強行に日程案を決定しました。このような委員会運営は、前代未聞の暴挙であり、到底容認できません。しかも、与党自民党の中から、国会で作ったルールである政治資金規正法に著しく違反する、いわゆる裏金問題が発覚しました。自民党の聞き取り調査では、八十二名の議員、複数の派閥が関与していたことが明らかになっています。国会で決めた私たち自身の法律について守れないのに、どうして国民に法律を守るように訴えることができるでしょうか。しっかりとけじめをつけ、襟を正さなければ、これは自民党さんだけの問題ではなく、国会や政治への信頼を回復することはできません。ゆえに、野党は、裏金問題の実態解明を求めてまいりました。しかし、岸田総理や自民党からは納得できる説明はなく、自民党の聞き取り調査も不十分なもので、実態解明とは言えないものでした。裏金を何に使ったのか、それは政治資金と言えるのか、個人の銀行口座に入金している場合など個人の雑所得とみなされないのか、脱税の疑いがあるのではないか、そもそも政治資金規正法は、第二十一条等で、派閥が議員個人にお金を渡すことも、議員がそれを受け取ることも禁止して、罰則まで科していますが、そこに該当しないのかなどなど、疑惑は深まるばかりです。自民党は、裏金議員の政治資金収支報告書を修正することで問題の幕引きを図ろうとしましたが、その修正すら、ずさんなものでした。収支報告書には、不明、不明、不明と修正記載されています。ここにいる、自民党さんも含めた全ての与野党の法律を守ってきた議員の皆様方に伺います。こんな修正、認めていいんですか。絶対に認めるべきではありません。なお、このような政治資金収支報告書不記載、裏金疑惑は、国会のみならず、自民党の地方組織や地方議員も行っていたとの報道もあります。今後、それぞれの立場でしっかりと実態解明し、説明責任を果たすことを強く求めます。岸田総理御自身の脱法的パーティー疑惑も明るみに出ました。二〇二二年六月に広島市で、会費一万円の岸田総理就任を祝う会が開かれました。この祝う会の発起人には岸田総理の後援会長も含まれ、当日の受付等の事務は全て岸田事務所が取り仕切っていたとのことです。この祝う会の収益の一部の三百二十一万円余りが、岸田総理が代表を務める自民党支部に寄附されています。外形的には、どう見たって政治資金パーティーではないでしょうか。しかし、任意に開かれた会として、収支報告をしておりません。こんな脱法的な会合は、政治資金規正法の趣旨に著しく反するのではありませんか。また、茂木幹事長、棚橋議員による新たな政治資金問題も明らかになりました。お二方の資金管理団体から、それぞれ茂木敏充後援会総連合会、棚橋泰文後援会連合会という、その他の政治団体に多額の寄附がなされ、一億三千五百万円以上のお金が使途不明になっています。その他の政治団体の使途公開基準が緩やかであることを利用したマネーロンダリングまがいのものであり、こちらも、法の趣旨と著しく反し、不適切極まりありません。政策活動費の問題も明らかになりました。自民党の二階元幹事長は、五年間で五十億円以上、一年間で十億円にも上る政策活動費を自らに支出しています。一体、五十億円ものお金をどうやって一年間で使い切るのでしょうか。使い残しがあって、それが仮に雑所得と判断されて納税を怠っていたならば、かつての金丸信自民党元副総裁が脱税で逮捕されたケースに類似し、脱税の疑いがあると言わざるを得ません。また、選挙の年に政策活動費の支出が増えています。河井克行元法務大臣による買収事件もございましたが、一体何に使ったのでしょうか。選挙関係の資金であれば選挙の費目に記載すればよく、疑惑は深まるばかりです。党派を問わず、党員の皆様方が自らの身銭を切って納めた党費や、国民の税金が原資となっている政党助成金などによって成り立っている政党の公金において、使途不明の使い方はあってはならないはずであります。これを機に、政策活動費は改革すべきです。現在、多くの国民は確定申告の時期を迎えています。昨年十月から消費税のインボイス制度が開始され、これによって廃業を迫られた事業者も出てきています。また、物価高による増税効果や、将来に予想される防衛増税も控え、多くの国民は、自民は脱税、国民には増税と怒っています。なぜ、我々は、納税をしっかり行い、疑いがあると税務調査に入られるのに、国会議員には入らないのか。国民の怒りの矛先は税務署員の皆様に向けられ、対応に苦慮しています。本来、国民に説明責任を果たすべきは、裏金や脱法的行為を行った自民党議員ではないでしょうか。野党は一致して、裏金疑惑について自民党さん自身が公表している全ての議員の政倫審への出席を求めてまいりました。しかし、自民党はこれに応じませんでした。裏金問題は、政治資金規正法違反を主導した安倍派などの派閥の問題だけではなく、個々の議員の問題でもあります。それを象徴している一つが中抜きと言われるものです。中抜きを公表している自民党議員もおりますが、彼らは資金を派閥にすら納めずに、自らの手元に置いておりました。中抜きの実態は個々の議員によって様々であり、派閥の幹部が政倫審に出席したからといって解明されません。個々の議員が説明責任を果たすべきであるにもかかわらず、派閥に全ての責任を転嫁して疑惑から逃れようとする姿勢は、ひきょうで、こそくであります。なおかつ、出席した議員の政倫審での説明は実態解明にほど遠く、国民の理解を全く得られておりません。過去に政治資金問題が発生した際には、自民党の中からも、後藤田正晴議員や伊東正義議員、また当時の若手議員が危機感を持って臨み、一九八九年には政治改革大綱をまとめました。その当時と比べて、残念ながら、僭越ながら、自民党さんは劣化したんじゃないですか。執行部や派閥のボスたちのイエスマンとなり、自分の信念や考えを持たない議員が増え、また、そのような人を自民党さんも公認するような傾向があったのではないでしょうか。政治改革大綱をまとめ、政治改革のために小選挙区比例代表並立制を導入した先輩議員に申し訳ないと思いませんか。しっかりと襟を正し、自浄作用を発揮すべきです。それができないのであれば、自民党さんは直ちに下野し、あるいは衆議院を解散し、政権交代すべきであります。ところで、これまでの予算審議を通じて、能登の復興については、住宅再建支援のための新たな交付金制度が年齢や地域によって支給の可否が変わるなどの条件がつけられており、被災者に寄り添ったものではないことが明らかになりました。また、子ども・子育て支援金については、月額五百円という極めて粗い試算を御披露されましたが、加藤大臣も認めていらっしゃるとおり、人によっては月額千円、年額にして一万円を超えるような新たな負担が生じることになり、事実上の子育て増税として、子供を育てる現役世代を直撃します。食料・農業・農村基本法改正を控え、農政の抜本的改革を行うとのかけ声にもかかわらず、農水の当初予算は、二階元幹事長の一年間に受け取った政策活動費十億円にも満たない、僅か三億円の増加にとどまっています。外交、防衛についても、リアリズム外交といいながら、リアリズムの定義も中身も説明できないなど、多くの問題、課題について審議は全く尽くされておりません。小野寺五典君を委員長から解任し、新たな委員長の下で引き続き予算案についての十分な審議を行うべきであることを申し上げ、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)

○議長(額賀福志郎君) 宮本徹君。
    〔宮本徹君登壇〕
○宮本徹君 日本共産党を代表して、小野寺五典予算委員長解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手) 自民党派閥ぐるみの裏金事件に、国民の政治不信は頂点に達しています。裏金事件の真相を徹底究明し、全てのうみを出し切り、金権腐敗を一掃することは、政治への信頼を回復する上で、今国会に課せられた最大の使命であります。自民党の調査結果が予算委員会理事会に提出されましたが、一体誰が何の目的で裏金づくりを始めたのか、一旦やめようとしたものが誰の判断で継続されたのか、裏金の使途は何なのか、裏金の総額は幾らなのか、全く明らかにされておりません。我が党は、裏金議員全員が国会の場で説明責任を果たすことを求めてまいりました。昨日、政治倫理審査会で岸田自民党総裁が弁明されましたが、先日の自民党の聞き取り報告書をなぞるだけで、自ら先頭に立って真相を究明する姿勢が全く見られません。裏金システムをつくった経緯、理由を、なぜ、森元首相や当時の会計担当者らに聞かないのか。岸田総理は真相解明から逃げていると言わなければなりません。本日午前は、政治倫理審査会で安倍派事務総長経験者お二人が弁明を行いましたが、裏金システムが誰の判断で継続したのか、明らかにされておりません。先日、下村議員は記者会見で、二〇二二年八月、還付について幹部で協議し、還付については個人の資金集めパーティーのところに上乗せして、収支報告書で合法的な形で出すということもあるのではないかという案があったと述べております。合法的な形で出すとの発言があったということは、その協議に参加した幹部は全員、裏金の違法性を認識していたということになるではありませんか。ところが、本日の政治倫理審査会では、下村議員の発言と食い違う弁明が行われ、疑惑は深まるばかりであります。政治倫理審査会を踏まえ、予算委員会で真相究明を進めるために、更なる質疑が必要です。森元首相、下村議員、安倍派幹部の皆さんの証人喚問が必要であることがいよいよ明らかになっております。ところが、岸田総理は、昨日の政治倫理審査会の弁明で、わざわざ、来年度予算が期日どおりに成立しないことはあってはなりませんと述べ、質疑を打ち切り、予算案の採決を迫る姿勢を見せました。岸田総理の姿勢は、真相究明に背を向け、裏金事件の幕引きを狙う言語道断の姿勢と言わなければなりません。岸田総理は震災復興を質疑打切りの口実にしますが、予算案には予備費しか計上されていません。被災者再建支援金の六百万円への引上げや対象拡充も入っていません。被災者支援を予算案強行の口実にするのは、被災者を愚弄するものではありませんか。しかるに、小野寺五典予算委員長は、昨日、岸田総理に歩調を合わせ、政治倫理審査会と並行してまで集中審議、締めくくり質疑を行い、質疑時間が例年より短い七十六時間程度で予算案を採決することを職権で決めたのであります。裏金事件の真相究明を進める予算委員会の責任を投げ捨て、裏金事件の幕引きを狙うものであり、許し難い暴挙と言わなければなりません。加えて指摘したいのは、中央公聴会の翌日の予算採決など、前代未聞、公述人にも失礼千万だということです。予算審議で中央公聴会が義務づけられているのは、予算審議に国民の声を反映させるためであります。予算委員会に求められることは、中央公聴会での国民の声を踏まえて、審議の充実を図ることであります。昨日の中央公聴会でも、多くの公述人から、子育て支援金の制度設計などについて重要な指摘がありました。大軍拡、賃上げ、気候変動対策、農業などなど、重要な問題の審議は全く尽くされておりません。予算委員会で更なる審議が必要なことは明らかです。
○議長(額賀福志郎君) 宮本徹君、申合せの時間が過ぎましたから、簡単にお願いします。
○宮本徹君 国会が国民の負託に応えるためには、裏金事件の真相究明、政策論議を予算委員会で尽くすことが求められます。予算委員会での質疑打切りなど、断じて許されません。更なる徹底審議を求めて、小野寺五典予算委員長解任決議案への賛成討論といたします。(拍手)

○議長(額賀福志郎君) これにて討論は終局いたしました。採決いたします。この採決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。氏名点呼を命じます。
〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕
○議長(額賀福志郎君) 投票漏れはありませんか。――速やかに投票してください。――改めて、速やかに投票してください。ただいまから一分以内に投票されるように望みます。その時間内に投票されない方は棄権とみなします。――いまだ投票されない方は、速やかに、時間内に投票されるように望みます。制限の時間が参りましたので、投票箱の閉鎖を命じます。開票。――議場開鎖。投票を計算させます。
〔参事投票を計算〕
○議長(額賀福志郎君) 既に投票箱は閉鎖しております。壇上の議員は速やかに降壇をしてください。投票の結果を事務総長から報告させます。
〔事務総長報告〕
投票総数 四百四十七
可とする者(白票)        百十五
否とする者(青票)      三百三十二
○議長(額賀福志郎君) 右の結果、予算委員長小野寺五典君解任決議案は否決されました。(拍手)