党兵庫県委員会の「PFASに関する要請行動」 厚生労働省と消費者庁からの聞き取りに同席

 2024年8月2日(金)、党兵庫県委員会が、PFASに関する省庁要請を行いました。
 宮本徹議員は、神戸市内の事業所が製造したミネラルウオーターから、水道法の暫定目標値(PFOS+PFOAの合計で50ng/L以下)を超すPFASが検出されてたことについて、2022年に厚生労働省が神戸市に情報提供を行ってから、市が暫定目標値以下であることを確認するまでの間、市民に公表されず、販売を自粛いたかどうかも定かとなっていない問題について、厚生労働省と消費者庁への要請と聞き取りに同席しました。
 宮本徹議員は、厚生労働省と消費者庁に対し「普段から飲用としてミネラルウオーターという人も多い。水道水と同様に、販売されているミネラルウオーターについてもしっかり調査を行い、きちんとした規制ルールをつくるべき」と、求めました。

以下2024年8月3日付赤旗日刊紙より抜粋

 兵庫県・明石川で国の暫定目標値の660倍にも上る有機フッ素化合物PFASが検出された問題を巡り、日本共産党兵庫県委員会は2日、国会内で、PFAS排出源の特定と排出規制、住民の健康調査実施などを求め、伊藤信太郎環境相あてに要望書を手渡しました。
 こむら潤衆院近畿比例予定候補と久保田健司兵庫県議、森本真、森田多希子両神戸市議、辻本達也明石市議が参加。日本共産党の宮本徹、宮本岳志両衆院議員と山下芳生参院議員秘書が同席しました。
 応対した環境省の担当者が、飲用によるばく露防止のため水道水対策を優先すると回答したのに対し、辻本氏が「排出源を止めなければ根本的な解決にならない」と指摘。久保田、森本、森田の各氏は神戸市が排出源と推測される事業所に対策を求めているが、法的規制がないため立ち入り調査や強制力を伴う指導が難しいとしていることなどを挙げ、排出規制のルールづくりを強く求めました。
 こむら氏は、人体に影響を及ぼすPFASに住民は不安を抱いており「人権の観点から早急に規制措置を設けるべきだ」と訴えました。
 また、神戸市内の事業所が製造したミネラルウオーターから水道法の暫定目標値の最大約6倍に相当するPFASが検出された問題でも、厚生労働省と消費者庁に事業所名の公表や製造中止対応、規制措置などをとるよう要請しました。
 ミネラルウオーターには食品衛生法に基づくPFASの規制がなく、自治体が同法に基づく廃棄命令などを行うことは難しいとする厚労省担当者に、参加者は「だからこそミネラルウオーターなどに厳しいPFAS規制のルールを確立することが必要だ」と求めました。